昨日のドル円相場ときょうのひとこと（8/16水 ）
財務省筋の発言に切迫感はないものの、前回介入ポイントの145.90を意識
————-8/15ドル円相場————————
米長期金利の上昇を受けて145.864まで上昇も前回介入ポイントの145.90が意識されて伸び悩む
OP145.527 HI145.864 LO145.102 CL145.586
———-8/15主な出来事—————————
08:50 日本4-6月期ＧＤＰ・速報値(前期比年率) +6.0％
前回+2.7％(3.7％)
予想+2.9％
10:20 中国人民銀行、1年物中期貸出制度（MLF）金利を2.65％から2.50％に引き下げ
10:30 オーストラリア4-6月期賃金指数(前期比) +0.8％
前回+0.8％
予想+0.9％
10:30 RBA議事録
「金利を現在の水準で維持したまま、インフレを目標に戻す信頼できる道筋を確認した」
11:00 中国7月小売売上高(前年比) +2.5％
前回+3.1％
予想+4.5％
11:00 中国7月鉱工業生産(前年比) +3.7％
前回+4.4％
予想+4.4％
14:23 鈴木財務相
「為替相場、行き過ぎた動きには適切に対応」
「高い緊張感を持って注視している」
「為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」
15:00 イギリス7月失業保険申請件数 2.90万件
前回2.57万件(1.62万件)
15:00 イギリス7月失業率 4.0％
前回4.0％(3.9％)
15:00 イギリス4-6月失業率（ＩＬＯ方式）4.2％
前回4.0％
予想4.0％
15:00 イギリス4-6月週平均賃金（前年比）+7.8％
前回+7.5％
予想+7.4％
15:17 神田財務官
「為替の過度な変動は好ましくなく、高い緊張感を持って注視」
「行き過ぎた動きに対しては適切な対応を取る」
18:00 ドイツ8月ＺＥＷ景況感調査（期待指数）-12.3
前回-14.7
予想-14.7
21:30 カナダ7月消費者物価指数(前年同月比) +3.3％
前回+2.8％
予想+3.0％
21:30 アメリカ7月小売売上高(前月比) +0.7％
前回+0.2％(0.3％)
予想+0.4％
21:30 アメリカ7月小売売上高（除自動車）(前月比) +1.0％
前回+0.2％
予想+0.4％
21:30 アメリカ8月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -19.0
前回1.1
予想-1.0
23:00 アメリカ8月ＮＡＨＢ住宅市場指数 50
前回56
予想56
23:00 アメリカ6月企業在庫(前月比) 0.0％
前回+0.2％(0.0％)
予想+0.1％
——–8/15株式・債券・商品————————
日経平均 32238.89△178.98
豪ASX 7304.961△28.011
上海総合 3176.176▼2.251
英FT 7389.64▼117.51
独DAX 15767.28▼136.97
NYダウ 34946.39▼361.24
日10年債利回り 0.632％△0.020
豪10年債利回り 4.258％△0.063
英10年債利回り 4.589％△0.023
独10年債利回り 2.672％△0.035
米02年債利回り 4.9522％▼0.0147
米10年債利回り 4.2110％△0.0197
NY原油 80.99▼1.52
NY金 1935.20▼8.80
————8/16注目材料—————————-
＜国内＞
特になし
＜海外＞
11:00 RBNZ政策金利
12:00 オアRBNZ総裁会見
15:00 7月英消費者物価指数
15:00 7月英小売物価指数
18:00 4－6月期ユーロ圏GDP・改定値
18:00 6月ユーロ圏鉱工業生産
20:00 6月南アフリカ小売売上高
21:15 7月カナダ住宅着工件数
21:30 6月カナダ卸売売上高
21:30 7月米住宅着工件数
21:30 7月米建設許可件数
22:15 7月米鉱工業生産指数
21:30 7月米設備稼働率
23:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 FOMC議事要旨（7月25－26日分）
————8/16きょうのひとこと———————
昨日のドル円の高値は欧州市場で付けた145.86円。米7月小売の好結果でも145.81円どまりで145.80円台が重かった様子が見て取れます。昨年9月の円買い介入発動ポイントである145.90円を目前に伸び悩んだのは偶然ではないでしょう。財務省筋の円安けん制発言に差し迫った印象はなく、普通に考えれば実弾介入はまだなさそうですが、万が一を考えると意識せずにはいられない水準が145.90円です。きょうも恐る恐るこの水準に近付く場面があるでしょうか。
本日もよろしくお願いします。
