総研ブログ

予想以上に強い結果となった5月豪雇用統計を分析しました。

総合の雇用者数は6.06万人増と大幅増
内訳をみると正規雇用者数の大幅に増加しており、雇用の『質』の面からもオーストラリアの労働市場が向上していることがわかります。

失業率は3.9%と予想（3.8%）に届きませんでしたが、これは労働参加率が大きく伸びていることが理由のため、マイナスの印象は全くないです。
ちなみに、失業率の3.9%と労働参加率の66.7%は統計開始以来の最良水準となりました。

豪労働市場が「量」と「質」ともに堅調な伸びを見せていることから、RBAは次回会合で大幅利上げを実施すると市場は予想しています。