総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/3月)

原油高でどこまで上値を伸ばせるか注目 焦点は前日高値133.59円超えの成否

————-3/31ドル円相場————————

月末・四半期末・年度末のドル需要と米金利低下によるドル売りが交錯

OP132.654 HI133.591  LO132.561 CL132.827

———-3/31主な出来事—————————

08:30 日本3月東京都区部CPI(生鮮食料品除く前年比) +3.2%
前回+3.3%
予想+3.1%

10:30 中国3月製造業PMI 51.9
前回52.6
予想51.5

15:00 イギリス10-12月期GDP・改定値(前期比) +0.1%
前回0.0%
予想0.0%

15:00 イギリス10-12月期経常収支 -25億ポンド
前回-194億ポンド(-127億ポンド)
予想-176億ポンド

15:00 ドイツ2月小売売上高(前月比) -1.3%
前回-0.3%(0.0%)
予想0.5%

16:55 ドイツ3月失業者数(前月比) 1.60万人
前回0.20万人(0.60万人)
予想0.00万人
16:55 ドイツ3月失業率  5.6%
前回5.5%
予想5.5%

18:00 ユーロ圏2月失業率 6.6%
前回6.7%(6.6%)
予想6.7%

18:00 ユーロ圏3月消費者物価指数(HICP)・速報値(前年比) +6.9%
前回+8.5%
予想+7.1%
18:00 ユーロ圏3月コアHICP・速報値(前年比) +5.7%
前回+5.6%
予想+5.7%

21:30 アメリカ2月個人所得(前月比) +0.3%
前回+0.6%
予想+0.2%
21:30 アメリカ2月個人消費支出(PCE)(前月比) +0.2%
前回+1.8%(2.0%)
予想+0.3%

21:30 アメリカ2月PCEデフレーター(前年比) +5.0%
前回+5.4%(5.3%)
予想+5.1%
21:30 アメリカ2月PCEコア・デフレーター(前年比) +4.6%
前回+4.7%
予想+4.7%

22:45 アメリカ3月シカゴPMI +43.8
前回+43.6
予想+43.4

23:00 アメリカ3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 62.0
前回63.4
予想63.2

24:59 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「コアインフレはなお高すぎる」
「利上げが機能し始めている」
「インフレを2%に戻さなければならない」

28:15 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「金融政策は経済データに基づいて決定する」
「景気の先行きは不透明な状況」
「インフレは和らいだが、依然として目標の2%を大きく上回っている」
「2023年にインフレ率は3.25%程度まで低下すると予想」

——–3/31株式・債券・商品————————

日経平均 28041.48△258.55
豪ASX  7177.754△55.418
上海総合 3272.860△11.611
英FT    7631.74△11.31
独DAX   15628.84△106.44
NYダウ  33274.15△415.12

日10年債利回り 0.351%△0.017
豪10年債利回り 3.297%▼0.061
英10年債利回り 3.490%▼0.028
独10年債利回り 2.292%▼0.082
米02年債利回り 4.0253%▼0.0942
米10年債利回り 3.4676%▼0.0812

NY原油 75.67△1.30
NY金  1969.00▼11.30

————4/3注目材料—————————-

<国内>
08:50 日銀・企業短期経済観測調査(短観、3月調査)

<海外>
10:30 2月豪住宅建設許可件数
10:45 3月財新中国製造業購PMI
15:30 3月スイス消費者物価指数
16:00 3月トルコ製造業PMI
16:00 3月トルコCPI
16:30 3月スイス製造業PMI
16:50 3月仏製造業PMI改定値
16:55 3月独製造業PMI改定値
17:00 3月ユーロ圏製造業PMI改定値
17:30 3月英製造業PMI改定値
19:00 シムカス・リトアニア中銀総裁講演
21:00 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁講演
22:45 3月米製造業PMI改定値
23:00 3月米ISM製造業景況指数
23:00 2月米建設支出
24:30 3月メキシコ製造業PMI
29:15 クックFRB理事講演

————4/3きょうのひとこと———————

OPECプラスは2日、予想外の追加減産を決めました。原油の供給が減ることで価格は上昇しており、WTIは80ドル台に乗せています。原油価格が上昇すると原油輸入国の日本では貿易赤字が拡大する可能性が高まります。同時にインフレ圧力が高まるため米長期金利が上昇しており、為替は円安・ドル高の反応を示しています。新年度入り・新四半期入り初日のきょうは、この材料でドル円がどこまで上値を伸ばせるか注目しましょう。とはいえ現時点の高値は133.39円で、まだ前日(前週末)の高値133.59円を超えられていません。このまま超えられずに終わるようだと上値の重さがあらためて意識されることになるかもしれません。

本日もよろしくお願いします。