総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/6 金)

FOMC消化に手間取る金融市場 雇用統計への反応は読みづらくもあり興味深くもあり

————-5/5ドル円相場————————

FOMC後の下げを埋める反発。米10年債利回りは3年半ぶりに3.1%台へ上昇。

OP129.060 HI130.555  LO128.756 CL130.163

———-5/5主な出来事—————————

10:30 オーストラリア3月住宅建設許可件数 (前月比) -18.5%
前回+43.5%(42.0%)
予想-12.5%

10:30 オーストラリア3月貿易収支 +93.14億豪ドル
前回+74.57億豪ドル(74.37億豪ドル)
予想+85.00億豪ドル

10:45 中国4月財新サービス業PMI 36.2
前回42.0
予想40.0

15:00 ドイツ3月製造業新規受注(前月比) -4.7%
前回-2.2%(-0.8%)
予想-1.1%

17:30 イギリス4月サービス業PMI 58.9
前回58.3
予想58.3

20:00  BOE、政策金利を1.00%に引き上げ
「引き上げを全会一致で決定」
「今後数カ月である程度の更なる引き締めが適切かもしれない」
「MPCのメンバー6人は0.25%の利上げを支持、残り3人は0.50%の利上げを支持」

20:00 BOE金融政策報告
「1年後インフレ予測+6.65%(前回5.21%)」
「2年後インフレ予測+2.14%(前回2.15%)」
「GDP見通し2022年+3.75%(前回+3.75%)、2023年-0.25%(前回+1.25%)」

20:30 ベイリーBOE総裁
「インフレに対するリスクは上方に偏っているが、インフレが低下するときは急速だろう」
「BOEが保有する国債の積極的な売却を行うかどうかは決定していない」
「BOE予測はリセッションの定義に合致しないが、非常に急激な経済成長の減速」

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 20.0万件
前回18.0万件
予想18.2万件

~ウクライナ・ロシア関連ヘッドライン~
・スウェーデン、フィンランドに米が保証-NATO加盟申請の場合
・EUの次の標的はロシア産ガス-ドイツ政府当局者が語る
・ロシア産石油の段階的禁輸を提案-EU

——–5/5株式・債券・商品————————

日経平均 —–
豪ASX   7364.650△59.972
上海総合 3067.759△20.696
英FT    7503.27△9.82
独DAX   13902.52▼68.30
NYダウ  32997.97▼1063.09

日10年債利回り —–
豪10年債利回り 3.390%▼0.151
英10年債利回り 1.964%▼0.002
独10年債利回り 1.044%△0.073
米02年債利回り 2.7034%△0.0613
米10年債利回り 3.0365%△0.1022

NY原油 108.26△0.45
NY金  1875.70△6.90

————5/6注目材料—————————

<国内>
08:30 4月東京都区部消費者物価指数

<海外>
10:30 RBA四半期金融政策報告
14:45 4月スイス失業率
15:00 3月独鉱工業生産
16:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
17:30 4月英建設業PMI
18:30 ナーゲル独連銀総裁講演
20:15 ピル英MPC委員講演
21:30 4月カナダ新規雇用者数
21:30 4月カナダ失業率
21:30 4月米非農業部門雇用者数
21:30 4月米失業率
21:30 4月米平均時給
22:15 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁あいさつ
23:00 4月カナダIvey購買部協会景気指数
24:00 テンレイロ英MPC委員講演
24:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
24:00 レーン・フィンランド中銀総裁講演
28:00 3月米消費者信用残高

————5/6きょうのひとこと———————

FEDウォッチによると6月にFF金利が75bp引き上げられる可能性を米金利先物市場は87.1%織り込んでいます。パウエルFRB議長がFOMC後に示した、75bpの大幅追加利上げは「積極的には検討しない」との考えに市場は懐疑的なようです。米債も米株もFOMCの消化に手間取っているようで落ち着きどころが定まっていない印象です。そうした中で迎える米4月雇用統計に市場がどんな反応を示すのか読みにくいと同時に興味深くもあるところです。

本日もよろしくお願いいたします。