総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/5 水)

RBA利上げ減速の連想とJOLT求人減少でFRBの利上げペースも鈍化するとの思惑 FOMCまで1カ月、今回も様々な思惑が浮かんでは消え、浮かんでは消え

————-10/4ドル円相場————————

下半期入りでドル買い先行も144.932で頭打ち。豪利上げ減速の連想で米金利が低下すると143.895まで反落。

OP144.513 HI144.932  LO143.895 CL144.142

———-10/4主な出来事—————————

09:30 オーストラリア8月住宅建設許可件数 (前月比)+28.1%
前回-17.2%(-18.2%)
予想+10.0%

12:30 RBA、政策金利を2.35%から2.60%に引き上げ
「今後一定期間、さらに金利を引き上げると予想」
「優先事項は、インフレ率を長期的に2-3%の範囲に戻すこと。そして、経済を安定させながら行うこと」
「このバランスを達成するための道は狭く、不確実性に覆われている」
「2022年のCPIインフレ率は7.3%前後、2023年は4%を少し超え、2024年は3%前後と予想」

18:00 ユーロ圏8月生産者物価指数(前年比)+43.3%
前回+37.9%(38.0%)
予想+43.2%

23:00 アメリカ8月製造業受注(前月比) 0.0%
前回-1.0%
予想0.0%

23:00 アメリカ8月JOLT求人 1005.3万件
前回1117.0万件
予想1108.8万件

24:20 ラガルドECB総裁
「インフレがピークに達したかどうかを判断するのは難しい」

25:03 ジェファーソンFRB理事
「我々は大胆に行動し、さらなる措置を講じることにコミット」
「物価安定の回復には時間がかかり、トレンドを下回る成長が続く可能性が高い」
「雇用市場は非常にタイト」
「労働需給や経済の需給はやや緩和する見通し」

——–10/4株式・債券・商品————————

日経平均 26992.21△776.42
豪ASX  6699.289△242.423
上海総合 —–
英FT    7086.46△177.70
独DAX   12670.48△461.00
NYダウ  30316.32△825.43

日10年債利回り 0.222%▼0.024
豪10年債利回り 3.730%▼0.169
英10年債利回り 3.875%▼0.089
独10年債利回り 1.871%▼0.046
米02年債利回り 4.0926%▼0.0208
米10年債利回り 3.6329%▼0.0058

NY原油 86.52△2.89
NY金  1721.10△28.20

————10/5注目材料—————————-
<国内>
特になし

<海外>
10:00 RBNZ政策金利
15:00 8月独貿易収支
15:45 8月仏鉱工業生産
16:50 9月仏サービス業PMI・改定値
16:55 9月独サービス業PMI・改定値
17:00 9月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
17:30 9月英サービス業PMI・改定値
21:15 9月ADP全米雇用報告
21:30 8月カナダ住宅建設許可件数
21:30 8月カナダ貿易収支
21:30 8月米貿易収支
22:45 9月米サービス業PMI・改定値
23:00 9月米ISM非製造業指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
29:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
—– OPECプラス閣僚級会合

————10/5きょうのひとこと———————

ドル円は短期サポートだった143.90どころを下抜けて143.50台に下落しています。RBAの利下げ減速の連想とJOLT求人の下振れでFRBも利上げのペースを緩めるとの観測が浮上しているようです。11月2日の次回FOMCまであとひと月弱。しばらくは、各種データや当局者の発言などで金融政策に対する様々な思惑が浮かんでは消え、また浮かぶということになるのでしょう。まずは、明後日の米9月雇用統計に注目です。

本日もよろしくお願いします。