総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/4 金)

ロシアが原発攻撃 真相は不明も深刻ならいずれドル買いへ

————-3/3ドル円相場————————

ウクライナ「後」のレンジ上限試すも失敗に終わり115.386まで調整。

OP115.508 HI115.803  LO115.386 CL115.457

———–3/3主な出来事—————————

09:30 オーストラリア1月住宅建設許可件数 (前月比) -27.9%
前回+8.2%(9.8%)
予想-3.5%

09:30 オーストラリア1月貿易収支+128.91億豪ドル
前回+83.56億豪ドル(88.24億豪ドル)
予想+90.50億豪ドル

19:00 ユーロ1月卸売物価指数(前年比) +30.6%
前回+26.2%(26.3%)
予想+27.0%

19:00 ユーロ1月失業率 6.8%
前回7.0%
予想6.9%

21:30 アメリカ2月チャレンジャー人員削減数(前年比) -55.9%
前回-76.0%

22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 21.5万件
前回23.2万件(23.3万件)
予想22.5万件

24:00 アメリカ2月ISM非製造業景況指数 56.5
59.9
予想61.0

24:00 アメリカ1月製造業新規受注(前月比)+1.4%
前回-0.4%(0.7%)
予想+0.7%

24:00 パウエルFRB議長議会証言(上院)
「当面の間、インフレに上向きの圧力がかかるだろう」
「FRBの意思決定は、注意深く機敏である必要がある」
「原油高でインフレ期待が上昇するリスクある」

~3日のウクライナ・ロシア関連ヘッドライン~
・ロシアをジャンク級に格下げ-フィッチとムーディーズ
・ドイツがウクライナに2700発のロケット供与を承認-DPA
・欧州天然ガスが最高値更新、原油は08年来の高値に
・プーチン大統領「ロシアはウクライナでの目的を果たす」「設定した全ての目標は達成されつつある」
・ウクライナとロシア、次回交渉の開催で合意、人道回廊の設置も

——–3/3株式・債券・商品————————

日経平均 26577.27△184.24
豪ASX   7151.404△34.746
上海総合 3481.113▼3.079
英FT    7238.85▼190.71
独DAX   13698.40▼301.71
NYダウ  33794.66▼96.69

日10年債利回り 0.177%△0.037
豪10年債利回り 2.165%△0.090
英10年債利回り 1.299%△0.040
独10年債利回り 0.020%▼0.007
米02年債利回り 1.5300%△0.0180
米10年債利回り 1.8405%▼0.0362

NY原油 107.94▼3.38
NY金  1938.50△8.70

————3/4注目材料—————————

<国内>
08:30 1月完全失業率

<海外>
08:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
16:00  1月独貿易収支
16:00  1月独経常収支
16:45  1月仏鉱工業生産
18:30  2月英建設業PMI
19:00  1月ユーロ圏小売売上高
22:30  1月カナダ住宅建設許可件数
22:30  2月米非農業部門雇用者数
22:30  2月米失業率
22:30  2月米平均時給
24:00  2月カナダIvey購買部協会景気指数

————3/4きょうのひとこと——————-

ロシアがウクライナ最大の原子力発電所を攻撃したとのニュースが飛び込んできました(一部には、原発に隣接する教会が攻撃されたとの見方もあるようです)。こういう不測の事態が起きたときに投資家が取る行動は、まずは持ち高圧縮でしょう。円は売りポジションのほうが多いと推測されるため、円買いが先行しやすいと思われますが、事態が深刻なら、いずれ「有事のドル買い」が優勢になるのではないでしょうか。そう、2020年3月の「コロナ・ショック」もまさにそんな動きでした。簡単に言うと、ただならぬ事態が発生したときに円とドルのどちらを信用するのか、ということになります。

本日もよろしくお願いいたします。