昨日のドル円相場ときょうのひとこと（3/2 水）
米金利低下に行き過ぎ感も パウエル証言に注目
————-3/1ドル円相場————————
ウクライナ危機でドル高と円高のせめぎあい。米長期金利低下で円高がやや優勢。
OP114.975 HI115.288 LO114.700 CL114.897
———–3/1主な出来事—————————
10:30 中国2月製造業PMI 50.2
前回50.1
予想49.9
10:45 中国2月財新製造業PMI 50.4
前回49.1
予想49.3
12:30 RBA,政策金利を0.10％に維持
「ウクライナでの戦争が世界経済の主要な不確実性の要因となっている」
「今後、ガソリン価格高騰で豪州のCPIが急上昇する可能性がある」
「インフレ率が持続的に2～3%の範囲内に届くまで利上げは行わない」
「インフレ率は上向いているが、目標範囲内に持続的に収まったと結論付けるには時期尚早だ」
17:55 ドイツ2月製造業PMI・改定値 58.4
前回58.5
予想58.5
18:00 ユーロ圏2月製造業PMI・改定値 58.2
前回58.4
予想58.4
18:30 イギリス2月製造PMI・改定値 58.0
前回57.3
予想57.3
22:00 ドイツ2月消費者物価指数・速報値(前年比) 5.1％
前回+4.9％
予想+5.1％
22:30 カナダ10-12月期GDP(前期比年率) +6.7％
前回+5.4％
予想+6.5％
24:00 アメリカ2月ISM製造業景況指数 58.6
前回57.6
予想58.0
24:00 レーン・フィンランド中銀総裁
「ロシアとウクライナ情勢の影響を見極める前に緩和策を終了するべきではない」
27:30 ソーンダース英MPC委員
「今、引き締めを促せば、今後必要になる引き締めの全体の規模を抑えることに役立つ可能性がある」
28:00 マン英MPC委員
「期待に立ち向かうため、まさに初期段階で力を注ぐことが政策の戦略だ」
～1日のウクライナ・ロシア関連ヘッドライン～
・ロシア「目的を達成するまでウクライナで軍事作戦を続ける」
・ロシアとウクライナの次回交渉、2日に開催へ－国営タス
・NATO、4日に外相会合へ
・G7財務相、ロシアに対しさらなる行動の用意
——–3/1株式・債券・商品————————
日経平均 26844.722△317.90
豪ASX 7096.547△47.422
上海総合 3488.835△26.529
英FT 7330.20▼128.05
独DAX 13904.85▼556.17
NYダウ 33294.95▼597.65
日10年債利回り 0.176％▼0.016
豪10年債利回り 2.188％△0.058
英10年債利回り 1.128％▼0.282
独10年債利回り -0.072％▼0.207
米02年債利回り 1.3407％▼0.0916
米10年債利回り 1.7275％▼0.0975
NY原油 103.41△7.61
NY金 1943.80△32.60
————3/2注目材料—————————
＜国内＞
08:50 2月マネタリーベース
＜海外＞
09:30 10-12月期豪GDP
11:00 バイデン米大統領一般教書演説
16:00 2月英ネーションワイド住宅価格指数
17:55 2月独失業
17:55 2月独失業者数
19:00 2月ユーロ圏消費者物価指数（HICP）・速報値
20:00 デギンドスECB副総裁講演
22:15 2月ADP全米雇用報告
23:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
23:30 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
24:00 カナダ中銀政策金利
24:00 パウエルFRB議長議会証言
24:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 レーンECB専務理事講演
25:00 1月ロシア失業率
27:30 テンレイロ英MPC委員講演
28:00 米地区連銀経済報告（ベージュブック）
29:00 カンリフBOE副総裁講演
—– OPECプラス閣僚級会合（オンライン）
—– EU財務相緊急会合
————3/2きょうのひとこと——————-
昨日のドル円は小幅安。ウクライナ有事でドルが上昇しましたが、円はそれ以上に上昇しました。ドルと円の力関係は拮抗していますが、米債利回り低下（日米金利差縮小）の影響で円が優勢勝ちといったところです。米債利回りの低下は「質への逃避」という面が強そうですが、FRBの利上げペースが減速するとの観測も影響しているようです。ウクライナ有事→ロシア経済制裁強化→米利上げ開始→世界景気減速という連想でしょう。米長期金利の低下には「行き過ぎ感」もあるだけに、そうした中で行われる本日のパウエルFRB議長の議会証言には大きな注目が集まりそうです。
本日もよろしくお願いいたします。
