総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/27 木)

FOMC後の米金利上昇でドル高も米株反落で円売り進まず 115円回復のカギは株価にあり

————-1/26ドル円相場————————

ドル堅調、FOMC後の米金利上昇で114.692まで。

OP113.863 HI114.692  LO113.777 CL114.667

———–1/26主な出来事—————————

22:30 アメリカ12月卸売在庫(前月比) +2.1%
前回+1.2%(1.7%)
予想+1.2%

24:00 カナダ中銀、政策金利を0.25%に維持

24:00 アメリカ12月新築住宅販売件数(年率換算) 81.1万件
前回74.4万件
予想76.0万件

28:00 FOMC声明
「経済活動と雇用の指標は引き続き力強さを増した」
「インフレ率が2%を大きく上回り、労働市場が堅調であることから、委員会はFF金利の引き上げが間もなく適切になると見込んでいる」

28:30 パウエルFRB議長
「状況が適切であれば、3月会合でFF金利を引き上げることを意識」
「今後の政策の道筋についてはいかなる決定も下していない」
「QTは前回より早期で急速となる可能性がある」

~26日のウクライナ・ロシア問題をめぐる動向~

・ブリンケン国務長官
「(NATO不拡大への保証を求める)ロシア側の要求には応じられない」
「数日以内にもロシアのラブロフ外相と協議する見通し」

・4カ国(ウクライナ、ロシア、独、仏)高官協議
「無条件の停戦順守と20年7月の停戦強化措置の完全順守を支持する」

——–1/26株式・債券・商品————————

日経平均 27011.33▼120.01
豪ASX   —–
上海総合 3455.668△22.607
英FT    7469.78△98.32
独DAX   15459.39△335.52
NYダウ  34168.09▼129.64

日10年債利回り 0.141%▼0.001
豪10年債利回り —–
英10年債利回り 1.198%△0.034
独10年債利回り -0.074%△0.060
米02年債利回り 1.1504%△0.1330
米10年債利回り 1.8637%△0.0948

NY原油 87.35△1.75
NY金  1829.70▼22.80

————1/27注目材料—————————

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
09:30  10-12月期豪輸入物価指数
16:00  2月独Gfk消費者信頼感指数
18:30  12月南アフリカ卸売物価指数
21:00  12月メキシコ貿易収支
未定   南ア中銀政策金利
22:30  シクルナ・マルタ中銀総裁講演
22:30  10-12月期米GDP・速報値
22:30  10-12月期米個人消費・速報値
22:30  12月米耐久財受注額
22:30  前週分の米新規失業保険申請件数
24:00  12月米住宅販売保留指数
27:00  米7年債入札(530億ドル)
—–  アップル10-12月期決算

————1/27きょうのひとこと——————-

FOMCは3月利上げと資産圧縮(QT)の早期開始を示唆しました。おおむね予想通りではありましたが、米債利回りが大きく上昇し、つれてドル買いも強まりました。ただ、米債利回りの上昇を嫌気して米株価が反落したため、クロス円が失速するなど円売りは進まず。結果的に、ドル円は上昇したものの115円の大台回復はなりませんでした。ドル高に振れても、円安が進まなければドル円の上値は限られるという展開ですから、ドル円がここからさらに上値を伸ばすには、株式市場の落ち着きが欠かせないという事になりそうです。

本日もよろしくお願いいたします。