総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/14 金)

欧州通貨に対するドル売りに一巡感 対円でも売りは収束へ向かいそう

————-1/13ドル円相場————————

出尽くしのドル売り継続。ブレイナードFRB理事のタカ派証言後に113.998まで下落。米ハイテク株安で円買いも。

OP114.626 HI114.703  LO113.998 CL114.156

画像1を拡大表示


———–1/13主な出来事—————————

22:30 アメリカ12月生産者物価指数(前月比) +0.2%
前回+0.8%(1.0%)
予想+0.4%
22:30 アメリカ12月生産者物価指数(前年比) +9.7%
前回+9.6%(9.8%)
予想+9.8%
22:30 アメリカ12月生産者物価指数・コア(前年比) +8.3%
前回+7.7%
予想+8.0%

22:30 アメリカ新規失業保険申請件数 23.0万件
前回20.7万件
予想20.0万件

24:30 ブレイナードFRB理事(副議長指名承認公聴会)
「インフレを引き下げるためにFRBのツールを使用する」
「インフレは明らかに米国人を苦しめている」
「テーパリングが終了すればすぐに利上げする態勢にあると考えている」

——–1/13株式・債券・商品————————

日経平均 28489.13▼276.53
豪ASX   7474.356△35.453
上海総合 3555.259▼42.173
英FT    7563.85△12.13
独DAX   16031.59△21.27
NYダウ  36113.62▼176.70

日10年債利回り 0.132%△0.001
豪10年債利回り 1.1860%△0.009
英10年債利回り 1.105%▼0.035
独10年債利回り -0.090%▼0.031
米02年債利回り 0.8929%▼0.0260
米10年債利回り 1.7041%▼0.0387

NY原油 82.12▼0.52
NY金  1821.40▼5.90

————1/14注目材料—————————

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
未定  12月中国貿易収支
16:00  11月英GDP
16:00  11月英鉱工業生産
16:00  11月英製造業生産高
16:00  11月英貿易収支
16:45  12月仏消費者物価指数・改定値
17:30  12月スウェーデン消費者物価指数
19:00  11月ユーロ圏貿易収支
22:30  12月米小売売上高
22:30  12月米輸入物価指数
22:30  ラガルドECB総裁講演
23:15  12月米鉱工業生産指数
23:15  12月米設備稼働率
24:00  1月米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
24:00  11月米企業在庫
25:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演

————1/14きょうのひとこと——————-

昨日はドル円の下げが約0.4%だった一方、ユーロドルの上昇は約0.1%、ポンドドルも0.1%未満の上昇でした(いずれも終値ベース)。何が言いたいかというと、ドル売りはピークを越えたのではないかという仮説です。ドル円は投機筋のロングが多かったので、調整が長引いていると考えられますが、ユーロドルやポンドドルの日足チャートの上ヒゲが物語るように、対欧州通貨でのドル売りには一巡感が出ています。そろそろドル円の調整も終了が近いと見ていいのではないでしょうか。下値のメドは日足一目の雲113.60円付近。大まかに114-116のレンジを形成するとの見方は変えていませんが、きょうは米3連休前の金曜日とあって最後の調整売りに警戒です。

本日もよろしくお願いいたします。