昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/17金)
さっそくのドル安修正 下ヒゲ陽線で底入れ示唆からの戻りを期待
———–5/16ドル円相場————————–
CPIの余韻で153.589まで売り先行も、NY連銀総裁発言と輸入物価の上昇で155.532まで鮮やかに切り返す
OP154.798 HI155.532 LO153.589 CL155.394
———-5/16主な出来事—————————-
08:50 日本1-3月期GDP・速報値(年率換算) -2.0%
前回+0.4%(0.0%)
予想-1.5%
10:30 オーストラリア4月新規雇用者数 +3.85万人
前回-0.66万人(-0.59万人)
予想+2.37万人
10:30 オーストラリア4月失業率 4.1%
前回3.8%(3.9%)
予想3.9%
19:09 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「(CPIの鈍化を歓迎する一方)これだけでは早期の利下げを唱えるには不十分」
「現時点で金融政策のスタンスを変更する理由があることを示す指標は見られない」
「またインフレ率が2%の目標に向かって進んでいるという確信が近い将来に得られるとは予想していない」
21:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「おそらく極めて近いうちに利下げを開始できるだけの十分な自信がわれわれにはある」
「6月6日の次回会合で利下げを実施する可能性は著しく高い」
21:30 アメリカ4月住宅着工件数(年率換算) 136.0万件
前回132.1万件(128.7万件)
予想142.0万件
21:30 アメリカ4月輸入物価指数(前月比) +0.9%
前回+0.4%(0.6%)
予想+0.3%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.2万件
前回23.1万件(23.2万件)
予想22.0万件
22:15 アメリカ4月鉱工業生産(前月比) 0.0%
前回+0.4%(0.1%)
予想+0.1%
22:15 アメリカ4月設備稼働率 78.4%
前回78.4%(78.5%)
予想78.4%
23:25 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「CPIはまだFRBが目指す目標には達していない」
「我々は正しい道を進んでいるものの、もう少し時間がかかりそうだ」
25:19 メスター米クリーブランド連銀総裁
「インフレ率が2%に向かうという確信を得るにはさらに時間がかかるだろう」
「最新のCPIデータはインフレ抑制の兆しとして歓迎」
———-5/15株式・債券・商品———————-
日経平均 38920.26△534.53
豪ASX 7881.290△127.588
上海総合 3122.401△2.499
英FT 8438.65▼7.15
独DAX 18738.81▼130.55
NYダウ 39869.38▼38.62
日10年債利回り 0.927%▼0.029
豪10年債利回り 4.188%▼0.129
英10年債利回り 4.079%△0.013
独10年債利回り 2.460%△0.037
米02年債利回り 4.7953%△0.0716
米10年債利回り 4.3750%△0.0350
NY原油 79.23△0.60
NY金 2385.50▼9.40
———–5/16注目材料—————————–
<国内>
10:10 日銀定例国債買いオペ
<海外>
07:45 1-3月期NZ生産者物価指数
11:00 4月中国鉱工業生産
11:00 4月中国小売売上高
15:30 1-3月期スイス鉱工業生産
16:00 バスレ・スロベニア中銀総裁、講演
16:20 デギンドスECB副総裁、講演
16:30 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
17:00 マン英MPC委員、講演
18:00 4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
21:30 ホルツマン・オーストリア中銀総裁/カザークス・ラトビア中銀総裁、講演
21:30 3月対カナダ証券投資
23:00 4月米景気先行指数
23:15 ウォラーFRB理事、講演
25:15 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
———–5/16きょうのひとこと———————-
米CPIから一夜明けた16日のNY市場では早速ドル安修正の動きが強まりました。ウィリアムズNY連銀総裁の発言や(普段は注目されない)米4月輸入物価指数の上ブレが米長期金利の上昇につながり、ドル円は155.53まで反発。東京市場の安値153.59からほぼ2円の切り返しとなりました。日足チャートには長い下髭を伴った陽線が刻まれており、ひとまず底入れした可能性が高いことを示唆。さらなる戻りを期待したくなる値動きとチャートです。
本日もよろしくお願いします。