総研ブログ

雇用統計不芳からのCPIへ　いずれも強かった先月の逆回しフィルムとなるのか

———–3/11ドル円相場————————–

日欧の株安で5日続落も146.485で下げ渋る

OP146.987　HI147.146　 LO146.485　CL146.943

———-3/11主な出来事—————————-

08:50　日本10-12月期GDP・改定値（前期比年率）+0.4％
前回-0.4％
予想+1.1％

24:00　米2月NY連銀インフレ期待1年先3.04％、3年先2.71％、5年先2.89％
前回3.00％、2.35％、2.54％

27:31　マン英MPC委員
「インフレが2％の目標と一致するまでには長い道のりがある」

———-3/11株式・債券・商品———————-

日経平均　38820.49▼868.45
豪ASX　　7704.219▼142.756
上海総合　3068.455△22.436
英FT 　　7669.23△9.49
独DAX　　17746.27▼68.24
NYダウ　 38769.66△46.97

日10年債利回り　0.759％△0.024
豪10年債利回り　3.951％▼0.023
英10年債利回り　3.971％▼0.005
独10年債利回り　2.303％△0.036
米02年債利回り　4.5360％△0.0625
米10年債利回り　4.0982％△0.0233

NY原油　77.93▼0.08
NY金　　2188.60△3.10

———–3/12注目材料—————————-

＜国内＞
08:50　　2月企業物価指数

＜海外＞
09:30　　2月豪NAB企業景況感指数
16:00　　2月独消費者物価指数・改定値
16:00　　2月英失業率
16:00　　2月英失業保険申請件数推移
16:00　　11-1月英失業率（ILO方式）
16:00　　11-1月英週平均賃金
16:00　　1月トルコ鉱工業生産
16:00　　1月トルコ経常収支
20:00　　マン英MPC委員、講演
21:00　　1月メキシコ鉱工業生産
21:30　　2月米消費者物価指数
26:00　　米10年債入札
27:00　　2月米財政収支

———–3/12きょうのひとこと———————

きょうは米2月CPIの結果に注目です。思えば先月前半は米1月雇用統計が激強でドル円が146円台から148円台へ上昇、さらに米1月CPIの上ブレで150円台に上伸、という流れでした。対して今月は米2月雇用統計が不芳で148円台から146円台へと下落しており、ここまでは先月の逆回しフィルムを見ているかのような動きです。FRBの2大責務は物価の安定と雇用の最大化。FRBが「金融政策はデータ次第」の姿勢を崩さない以上、市場が利下げを巡って物価と雇用のデータに一喜一憂するのは避けられません。ドル円はきょうもCPIの発表後に大きく動くことが予想されるため、NYタイムはシートベルトの着用をしっかり確認した上で安全運転を心がけましょう。

本日もよろしくお願いします。