2日のドル円相場ときょうのひとこと(6/5月)
雇用統計は「強すぎず、弱すぎず」のほど良い結果に 6月利上げ見送りも7月再開の観測
————-6/2ドル円相場————————
調整売りで138.600まで軟化するも、米雇用統計で140.072まで反発
OP138.812 HI140.072 LO138.600 CL139.965
———-6/2主な出来事—————————
09:59 植田日銀総裁
「2%の物価目標達成には、なおしばらく時間がかかる」
「物価基調的な上昇率は徐々に高まっていく」
「金融緩和を続けることは、長い目でみた生産性向上に資する」
「持続的・安定的な物価目標達成で、通貨の信認を確保していく」
「消費者物価指数は、年度半ばから後半にかなりはっきり低下する」
10:46 鈴木財務相
「円安には、ポジティブとネガティブの両面がある」
「円の信認を保つため、経済成長と財政健全化が必要」
11:30 米上院、「財政責任法案」を可決
21:30 アメリカ5月非農業部門雇用者数(前月比) +33.9万人
前回+25.3万人(29.4万人)
予想+19.0万人
21:30 アメリカ5月失業率 3.7%
前回3.4%
予想3.5%
21:30 アメリカ5月平均時給(前月比) +0.3%
前回+0.5%(0.4%)
予想+0.3%
21:30 アメリカ5月平均時給(前年比) +4.3%
前回+4.4%
予想+4.4%
——–6/2株式・債券・商品————————
日経平均 31524.22△376.21
豪ASX 7145.138△34.332
上海総合 3230.069△25.434
英FT 7607.28△117.01
独DAX 16051.23△197.57
NYダウ 33762.76△701.19
日10年債利回り 0.414%▼0.010
豪10年債利回り 3.642%△0.027
英10年債利回り 4.156%△0.040
独10年債利回り 2.312%△0.063
米02年債利回り 4.4969%△0.1562
米10年債利回り 3.6907%△0.0957
NY原油 71.74△1.64
NY金 1952.40▼25.60
————6/5注目材料—————————-
<国内>
特になし
<海外>
10:45 5月財新中国サービス業PMI
15:00 4月独貿易収支
15:30 5月スイス消費者物価指数
16:00 5月トルコ消費者物価指数
16:50 5月仏サービ業PMI・改定値
16:55 5月独サービス業PMI・改定値
17:00 5月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
17:30 5月英サービス業PMI・改定値
18:00 4月ユーロ圏卸売物価指数
22:00 ラガルドECB総裁講演
22:45 5月米サービス業PMI・改定値
23:00 5月米ISM非製造業景況指数
23:00 4月米製造業新規受注
23:00 ナーゲル独連銀総裁講演
26:30 メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
————6/5きょうのひとこと———————
米5月雇用統計は、NFPが予想のナナメ上を行く好結果だった一方、失業率は一気に0.3ポイント悪化。平均時給は概ね予想通りながらも前年比で伸びがやや鈍化するというマチマチの結果でした。この雇用統計を受けて金利先物市場の6月利上げ見送り観測は変わらず。しかし、7月には利上げを再開するとの見方が織り込まれることになりました。結果的に市場は、強すぎず(利上げ観測を強め過ぎず)、弱すぎず(景気後退観測を強め過ぎず)のほど良い雇用統計だったと受け止めた模様です。
本日もよろしくお願いします。