昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/11 水)
FRB議長講演は肩透かし 関心は明日の米CPIへ CPI当日は平均で3.4円の大変動を記録
————-1/10ドル円相場————————
131.382まで軟化したのち132.480まで切り返すも、パウエル議長が踏み込んだ発言を避けた事で伸び悩む。
OP131.747 HI132.480 LO131.382 CL132.235
———-1/10主な出来事—————————
08:30 12月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +4.0%
前回+3.6%
予想+3.8%
21:20 シュナーベルECB専務理事
「金利はさらに大きく着実に上昇する必要がある」
23:00 パウエルFRB議長
「インフレ時には物価の安定を回復するために、短期的に不人気な政策も求められる」
23:30 世界銀行
「2023年の世界成長率予測を+1.7%へ下方修正(従来3.0%)」
26:00 ボウマンFRB理事
「追加利上げが必要になると予想」
「FRBは利上げ後、しばらくの間金利を維持する必要がある」
——–1/10株式・債券・商品————————
日経平均 26175.56△201.71
豪ASX 7130.996▼20.330
上海総合 3169.507▼6.577
英FT 7694.49▼30.45
独DAX 14774.60▼18.23
NYダウ 33704.11△186.46
日10年債利回り 0.508%△0.018
豪10年債利回り 3.717%▼0.006
英10年債利回り 3.557%▽0.031
独10年債利回り 2.308%△0.080
米02年債利回り 4.2472%△0.0395
米10年債利回り 3.6188%△0.0867
NY原油 75.12△0.49
NY金 1876.50△1.30
————1/11注目材料—————————-
<国内>
08:50 12月外貨準備高
<海外>
09:30 11月豪小売売上高
09:30 11月豪消費者物価指数
16:00 11月トルコ経常収支
17:35 ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
19:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
21:00 11月メキシコ鉱工業生産
23:00 レーン・フィンランド中銀総裁講演
24:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 米10年債入札
28:15 デコス・スペイン中銀総裁講演
—– 日英首脳会談(ロンドン)
————1/11きょうのひとこと———————
パウエルFRB議長の講演に今後の金融政策に関する踏み込んだ発言は見られず、市場にとって肩透かし的な内容でした。関心は明日の米12月CPIに向かうことになるのでしょう。なお、直近5回の米CPI発表当日のドル円の値幅は、8月▼3.3円 9月△3.0円 10月△1.2円 11月▼6.4円 12月▼3.3円で、平均3.4円の激しい値動きを記録しています。抜群の破壊力を誇るCPIの発表前日のきょうについては「嵐の前の静けさ」に包まれることになりそうです。
本日もよろしくお願いします。