総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/19 水)

介入か介入誤認か市場は神経質な動き それでも形勢は当局不利に傾きつつある印象

————-10/18ドル円相場————————

OP148.967 HI149.355  LO148.082 CL149.234

———-10/18主な出来事—————————

06:45 ニュージーランド7-9月期消費者物価(前年比)+7.2%
前回+7.3%
予想+6.6%

09:30 RBA議事録
「5月以降の急速な金融引き締めを受け、豪経済に影響が出る可能性があることを懸念して、利上げのペースを緩めることを選択した」
「今後の利上げペースについては消費者物価指数と雇用のデータ次第」

10:21 黒田日銀総裁
「為替変動や商品市場の動向、先行き不確実性高い」
「金融・為替市場動向と経済・物価への影響を十分に注視」
「最近の円安進行、輸入物価の上昇もたらしている」
「辞任するつもりはない」
「量的・質的金融緩和が全く失敗したというのは事実に反する」

18:00 ドイツ10月ZEW景況感調査 -59.2
前回-61.9
予想-65.7
18:00 ユーロ圏10月ZEW景況感調査 -59.7
予想-60.7

21:15 カナダ9月住宅着工件数 29.96万件
前回26.74万件(27.04万件)
予想26.30万件

22:15 アメリカ9月鉱工業生産(前月比)+0.4%
前回-0.2%(-0.1%)
予想+0.1%
22:15 アメリカ9月設備稼働率 80.3%
前回80.0%(80.1%)
予想80.0%

23:00 アメリカ10月NAHB住宅市場指数 38
前回46
予想43

26:08 英中銀(BOE)
「11月1日から国債売りオペを開始することを確認」

——–10/18株式・債券・商品————————

日経平均 27156.14△380.35
豪ASX  6779.217△114.777
上海総合 3080.958▼3.984
英FT    6936.74△16.50
独DAX   12765.61△116.58
NYダウ  30523.80△337.98

日10年債利回り 0.256%△0.001
豪10年債利回り 3.919%▼0.104
英10年債利回り 3.950%▼0.027
独10年債利回り 2.285%△0.016
米02年債利回り 4.4286%▼0.0147
米10年債利回り 4.0066%▼0.0038

NY原油 82.82▼2.64
NY金  1649.00▼8.00

————10/19注目材料—————————-

<国内>
10:30  安達日銀審議委員、あいさつ

<海外>
06:30  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
15:00  9月英消費者物価指数
15:00  9月英小売物価指数
16:00  ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
17:00  9月南アフリカ消費者物価指数
18:00  9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
20:00  8月南アフリカ小売売上高
21:30  9月カナダ消費者物価指数
21:30  9月米住宅着工件数
21:30  9月米建設許可件数
22:00  カンリフBOE副総裁議会証言
23:00  センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
23:30  EIA週間原油在庫統計
24:00  マン英MPC委員講演
26:00  米20年債入札
27:00  米地区連銀経済報告(ベージュブック)

————10/19きょうのひとこと———————

昨日18時頃、政府・日銀による円買い介入かと思わせる動きがありました。特に材料があったわけではないにもかかわらず149.20円台に上昇していたドル円が148.00円台まで1円以上も急落しました。13日にも同じような動きがありましたが、政府・日銀は「あえてコメントしない」として介入の有無を明らかにしていません。いずれも現時点では介入か介入誤認か定かではありませんが、市場が神経質になっているのは確かです。ただ、13日も昨日も急落後の戻りの速さが目を引きました。市場はいざ介入となれば、ここぞとばかりに買い向かう腹づもりのように見えます。どちらかといえば、当局がじわじわと不利な立場に追い詰められているような印象です。

本日もよろしくお願いします。