総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/18 火)

9連騰は「一方的な動き」か? 介入警戒で東京市場は上値限定も海外市場では150円に向けて続伸の可能性

————-10/17ドル円相場————————

ポンド円主導の円売りで32年ぶり高値149.079まで上昇。

OP148.489 HI149.079  LO148.381 CL149.019

———-10/17主な出来事—————————

07:58 神田財務官
「為替の過度な変動にしっかり対応していく」
「G20で通貨のボラティリティーが高まったと認識、初めて共有」

08:08 鈴木財務相
「投機的な動きあれば断固たる措置取る」

19:15 ハント英財務相
「9月23日に発表されたほぼすべての税制措置を撤回」

21:30 アメリカ10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -9.1
前回-1.5
予想-4.0

——–10/17株式・債券・商品————————

日経平均 26775.79▼314.97
豪ASX  6664.440▼94.388
上海総合 3084.942△12.955
英FT    6920.24△61.45
独DAX   12649.03△211.22
NYダウ  30185.82△550.99

日10年債利回り 0.255%△0.004
豪10年債利回り 4.023%△0.015
英10年債利回り 3.977%▼0.358
独10年債利回り 2.269%▼0.077
米02年債利回り 4.4433%▼0.0526
米10年債利回り 4.0104%▼0.0080

NY原油 85.46▼0.15
NY金  1657.00△15.30

————10/18注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
06:45 7-9月期NZ消費者物価指数
09:30 10月RBA理事会議事要旨
18:00 10月独ZEW景況感指数
18:00 10月ユーロ圏ZEW景況感指数
21:15 9月カナダ住宅着工件数
21:30 8月対カナダ証券投資
22:15 9月米鉱工業生産指数
22:15 9月米設備稼働率
22:40 マクルーフ・アイルランド中銀総裁講演
23:00 10月米NAHB住宅市場指数
25:00 シュナーベルECB専務理事講演
27:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
29:00 8月対米証券投資動向

————10/18きょうのひとこと———————

ドル円は9連騰で149円台に乗せてきました。日本の財務省がいうところの「一方的な動き」かもしれません。32年ぶりの水準に上伸したことで「断固たる措置」=円買い介入第2弾への警戒感も一段と上昇しています。とはいえ、介入で相場のトレンドは変えられないというのが定説なので、警戒感だけで自律的に反落することはないのでしょう。いざ介入となれば2~3円程度の急反落は避けられないかもしれませんが、反落したところは絶好の買い場とばかりに短期筋が群がってドル買いに動くことも考えられます。きょうも財務省の監視の目が厳しい東京市場では円を売りにくいムードが残りそうですが、警戒感が薄れる海外市場では150円に向けた動きを強める可能性もありそうです。

本日もよろしくお願いします。