総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/18 金)

株高・債券高・ドル安・円安・資源高 統一感のない動きで市場のムードは移ろいやすい地合い

————-3/17ドル円相場————————

FOMC後の出尽くし感から118.369までドル反落もクロス円の円売り継続で下げ渋る。

OP118.696 HI119.023  LO118.369 CL118.603

———–3/17主な出来事—————————

09:30 オーストラリア2月新規雇用者数 +7.74万人
前回+1.29万人
予想+3.70万人
09:30 オーストラリア2月失業率 4.0%
前回4.2%
予想4.1%

19:00 ユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比) +5.9%
前回+5.8%
予想+5.8%

21:00 BOE、政策金利を0.50%から0.75%に引き上げ
「決定は8対1」
「カンリフ副総裁が据え置きを主張」
「今後数カ月の間に追加引き締めが適切となる『可能性がある』」
※前回の『可能性が高い』から修正

21:30 アメリカ2月住宅着工件数(年率換算) 176.9万件
前回163.8万件(165.7万件)
予想170.0万件
21:30 アメリカ2月建設許可件数(年率換算) 185.9万件
前回189.9万件(189.5万件)
予想185.0万件

21:30 アメリカ新規失業保険申請件数 21.4万件
前回22.7万件(22.9万件)
予想22.0万件

21:30 アメリカ3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 27.4
前回16.0
予想15.0

22:15 アメリカ2月鉱工業生産(前月比) +0.5%
前回+1.4%
予想+0.5%
22:15 アメリカ2月設備稼働率 77.6%
前回77.6%(77.3%)
予想77.8%

~ウクライナ・ロシア関連ヘッドライン~

・ウクライナとの交渉に大きな進展との報道は総じて誤り-ロシア大統領府
・ロシア、ドル建て債の利払いをコルレス銀行に対して実施
・バイデン氏、中国主席と18日協議へ-プーチン氏への圧力強化狙う
・ロシアを「CC」に格下げ、従来「CCC-」-S&P

——–3/17株式・債券・商品————————

日経平均 26652.89△890.88
豪ASX   7250.796△75.561
上海総合 3215.044△44.334
英FT    7385.34△93.66
独DAX   14388.06▼52.68
NYダウ  34480.76△417.66

日10年債利回り 0.206%▼0.005
豪10年債利回り 2.509%△0.012
英10年債利回り 1.565%▼0.065
独10年債利回り 0.385%▼0.007
米02年債利回り 1.9138%▼0.0241
米10年債利回り 2.1706%▼0.0143

NY原油 102.98△7.94
NY金  1943.20△34.00

————3/18注目材料—————————

<国内>
08:30 2月全国消費者物価指数
—– 日銀金融政策決定会合
15:30 黒田日銀総裁定例記者会見

<海外>
19:00 1月ユーロ圏貿易収支
19:30 ロシア中銀政策金利発表
21:30 カナダ1月証券投資
21:30 カナダ1月小売売上高
23:00 米2月中古住宅販売件数
23:00 米2月景気先行指標指数
25:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
26:20 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
27:00 ボウマンFRB理事講演

————3/18きょうのひとこと——————-

昨日は世界の株価が総じて上昇、長期金利は総じて低下しました。為替市場ではドル安と円安が同時進行する裏側でユーロと豪ドルが上昇。一方で、原油は大幅反発となり、金価格も値上がりしています。リスクオンのようでもありリスクオフのようでもある統一感のない一日でした。市場はFOMCとウクライナ情勢を上手く消化できていないように見えます。これらを消化する過程で、市場のムードが移ろいやすい地合いはもうしばらく続きそうです。

本日もよろしくお願いいたします。