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米感謝祭ウイークのドル/円は値動きが通常の3分の2程度に

過去5年間の米感謝祭ウイークのドル/円相場の値動きを調べたところ、最も動かなかったのが2018年の89銭で、最も動いた2017年でも1.65円でした。この5年の平均は1.22円です。2017年以降の全ての週の平均値幅が1.84円なので、やはり感謝祭ウイークは値動きが小さくなる傾向が確認できます。値幅は通常の3分の2に縮小するイメージです。

今年のドル/円の値動きが大きいことは皆さんも感じていることと思います。先週までの週間平均値幅はなんと3.15円で、感謝祭ウイークの今週もすでに2.09円動いています。とはいえ、例年通りに通常の3分の2程度に縮小するとすれば、今週はもうこれ以上(140.16~142.25円)動かない計算になりますがどうでしょうか。

なお、11月第4木曜日の米国の感謝祭は、日本でいえばお正月。宗教の区別なく1年の無事と翌年の幸せを祈るのが感謝祭で、休みに合わせて故郷に帰省する人も多いそうです。しかも、翌日第4金曜日はクリスマス商戦がスタートするブラックフライデー。そう考えると感謝祭ウイークに為替市場の動意が鈍るのも頷けます。