総研ブログ

【FX】「2022年9月RBA理事会を振り返る」中村勉

市場予想通り0.50%の利上げを実施した、9月のRBA理事会を振り返ります。

RBAは政策金利を2.35%へと0.50%利上げを実施。
0.50%の利上げは前回(8月2日)の理事会に続いて4会合連続となりました。
声明文では
「金融環境を正常化するプロセスで更なる措置を講じる」という文言を削除しました。
利上げについて「事前に設定された道筋はない」、
「将来の利上げのタイミングと規模は、今後のデータとインフレ、労働市場見通しへの評価次第」ということを以前からの文言を踏襲する形となりました。

また市場予想に反してマイナスとなった7月の雇用者数変化については、
・失業率が3.4%と約50年で最低だった
・求人数や求人広告が非常に高いレベルにあり、今後数カ月で失業率がさらに低下する可能性を示唆している
と雇用者数変化の減少は問題視しませんでした。

この結果を受けて、次回の理事会(10月4日)でも0.50%の利上げが実施される可能性が高いとみています。

わたし中村のTwitterアカウントはこちらです。
為替情報をタイムリーにつぶやいています。