総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/18 金)

ウクライナ情勢緊迫化 週末控え投資家の姿勢は‘良くて’「様子見」

————-2/17ドル円相場————————

ウクライナ情勢緊迫化で115円割れ。米新規失業保険申請件数悪化の直後に114.847まで下落。

OP115.459 HI115.534  LO114.847 CL114.927

———–2/17主な出来事—————————

08:50 日本1月貿易統計(通関ベース)-2兆1911億円
前回-5824億円(-5833億円)
予想-1兆6070億円

09:30 オーストラリア1月新規雇用者数 +1.29万人
前回+6.48万人
予想0.00万人
09:30 オーストラリア1月失業率 4.2%
前回4.2%
予想4.2%

22:30 アメリカ新規失業保険申請件数 24.8万件
前回22.3万件(22.5万件)
予想21.9万件

22:30 アメリカ1月住宅着工件数(年率換算) 163.8万件
前回170.2万件(170.8万件)
予想170.0万件

22:30 アメリカ1月建設許可件数(年率換算) 189.9万件
前回187.3万件(188.5万件)
予想175.0万件

22:30 アメリカ2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 16.0
前回23.2
予想20.0

~17日のウクライナ・ロシア問題をめぐる動向~

・米政府高官
「ロシア軍の撤収は虚偽、ウクライナ国境で最大7000人増派」(08:40)

・ウクライナが親ロシア分離派勢力に砲撃-ロシアメディア(12:50)

・ロシア占領軍がルハンスク州の村に発砲-ウクライナ軍(17:20)

・ショルツ独首相
「ロシア軍の撤退は確認されていない。外交を継続するというロシアのシグナルを歓迎するが、行動が伴わなければならない」

・バイデン米大統領
「ロシア政府がウクライナ侵攻を正当化する偽旗作戦を行うなど、ウクライナへの侵攻を計画していることを示すあらゆる兆候がある」

・ロシア大統領府(クレムリン)
「バイデン氏が緊張をあおり、米政府が安全保障に関する要求を無視している」

——–2/17株式・債券・商品————————

日経平均 27232.87▼227.53
豪ASX   7296.176△11.244
上海総合 3468.035△2.204
英FT    7537.37▼66.41
独DAX   15267.63▼102.67
NYダウ  34312.03▼622.24

日10年債利回り 0.226%△0.010
豪10年債利回り 2.207%▼0.026
英10年債利回り 1.463%▼0.061
独10年債利回り 0.231%▼0.045
米02年債利回り 1.4662%▼0.0546
米10年債利回り 1.9615%▼0.0767

NY原油 91.76▼1.90
NY金  1900.70△30.50

————2/18注目材料—————————

<国内>
08:30  1月全国消費者物価指数

<海外>
07:00  メスター米クリーブランド連銀総裁講演
16:00  1月スウェーデン消費者物価指数
16:00  1月英小売売上高
16:30  10-12月期スイス鉱工業生産指数
16:45  1月仏消費者物価指数・改定値
18:00  12月ユーロ圏経常収支
19:00  12月ユーロ圏建設支出
22:30  12月カナダ小売売上高
24:00  1月米中古住宅販売件数
24:00  1月米景気先行指標総合指数
24:00  2月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:45  エバンズ米シカゴ連銀総裁、ウォラーFRB理事講演
25:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
27:30  パネッタECB専務理事講演
27:30  ブレイナードFRB理事講演
—–  G20財務相・中央銀行総裁会議

————2/18きょうのひとこと——————-

ロシア・ウクライナ情勢を巡る情報が錯綜しており、相変わらず何が本当で何が嘘か我々には判別がつきません。そんな中で迎える金曜日。週末の軍事侵攻の可能性も捨てきれない中、投資家の姿勢は良くて「様子見」、普通に考えると「持ち高圧縮」でしょう。ドル円は、日米の金融政策の格差などから買いポジションが優位と考えられるため、上値が重い展開が見込まれます。「有事(懸念)のドル買い」でどこまで下値を支えられるかが見どころになりそうです。

本日もよろしくお願いいたします。