総研ブログ

4日のドル円相場ときょうのひとこと(2/7 月)

世界的金利上昇 日銀の対応にも注目

————-2/4ドル円相場————————

米1月雇用統計のポジティブサプライズで115.431まで上昇。米長期金利は2年ぶり高水準へ。

OP114.946 HI115.431  LO114.773 CL115.205

———–2/4主な出来事—————————

16:00 ドイツ12月製造業新規受注(前月比)+2.8%
前回+3.7%(3.6%)
予想+0.3%

16:45 フランス12月鉱工業生産(前月比) -0.2%
前回-0.4%(-0.5%)
予想+0.5%

17:00 ベイリーBOE総裁
「我々がすべきことは物価の悪化をふせぐこと」
「インフレを目標値戻すためにすべきことは全て行う」

19:00 ユーロ 12月小売売上高(前月比) -3.0%
前回+1.0%
予想-0.5%

19:46 ピル英MPC委員兼BOEチーフエコノミスト
「さらなる緩やかな引き締めを予想」

22:30 カナダ1月新規雇用者数 -20.01万人
前回+5.47万人(7.86万人)
予想-11.75万人
22:30 カナダ1月失業率 6.5%
前回5.9%(6.0%)
予想6.2%

22:30 アメリカ1月非農業部門雇用者数変化(前月比)+46.7万人
前回+19.9万人(51.0万人)
予想+12.5万人
22:30 アメリカ1月失業率 4.0%
前回3.9%
予想3.9%
22:30 アメリカ1月平均時給(前月比) +0.7%
前回+0.6%(0.5%)
予想+0.5%
22:30 アメリカ1月平均時給(前年比)+5.7%
前回+4.7%(4.9%)
予想+5.2%

~4-6日のウクライナ・ロシア問題をめぐる動向~

・中・ロ共同声明
「外交政策において互いに支援しあう」
「ロシアはいかなる形であれ台湾の独立に反対」
「NATOのさらなる拡大に反対する」

・米軍・情報機関の分析
ロシア、ウクライナ侵攻なら首都2日で制圧、死傷者5万人も 

・米大統領補佐官
「ロシアは数日もしくは数週間以内にウクライナに侵攻する可能性」

・米仏首脳会談
「ロシアがウクライナとの国境付近で軍増強を続けていることに対し、外交・抑止努力について議論した」

——–2/4株式・債券・商品————————

日経平均 27439.99△198.68
豪ASX   7120.212△42.199
上海総合 —–
英FT    7516.40▼12.44
独DAX   15099.56▼268.91
NYダウ  35089.74▼21.42

日10年債利回り 0.198%△0.022
豪10年債利回り 1.960%△0.093
英10年債利回り 1.411%△0.043
独10年債利回り 0.205%△0.062
米02年債利回り 1.3099%△0.1140
米10年債利回り 1.9085%△0.0779

NY原油 92.31△2.04
NY金  1806.60△3.60

————2/7注目材料—————————

<国内>
特になし

<海外>
10:45 1月財新中国サービス業PMI
15:45 1月スイス失業率
16:00 12月独鉱工業生産
24:45 ラガルドECB総裁講演
29:00 12月米消費者信用残高

————2/7きょうのひとこと——————-

世界的に長期金利が上昇しており、日本にもその影響が及んでいます。米国に比べると微々たるものですが、日本の10年債利回りも上昇しており、6年ぶりに0.2%を超えてきました。日銀のイールドカーブ・コントロール政策における許容変動幅は0%を中心に±0.25bpですから、現在その上限に接近中です。臨時の国債買い入れオペで金利を抑え込みに来るのか(上昇を容認してしまう=オペを見送ると円高圧力になりかねない)、今後の日銀の対応が注目されています。その前に、日銀の姿勢を試しに行く(0.25%を付けに行く)勇気のある市場参加者が現れるのか注目しましょう。

本日もよろしくお願いいたします。