総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/21 金)

米金利上昇が起点の株安 ドル円の下値リスクは大きくないはず

————-1/20ドル円相場————————

米長期金利低下でドル売り優位。一時114円割れもリスク回避のドル買いで下げ渋る。

OP114.315 HI114.544  LO113.961 CL114.123

———–1/20主な出来事—————————

08:50 日本12月貿易統計(通関ベース) -5824億円
前回-9548億円(-9556億円)
予想-7841億円

09:30 オーストラリア12月新規雇用者数 +6.48万人
前回+36.61万人
予想+4.33万人
09:30 オーストラリア12月失業率 +4.2%
前回+4.6%
予想+4.5%

16:00 ドイツ12月生産者物価指数(前年比)+24.2%
前回+19.2%
予想+19.3%

16:30  ラガルドECB総裁
「ユーロ圏の物価は今後1年間で徐々に低下していく」

19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比)+5.0%
前回+5.0%
予想+5.0%

21:30 ECB理事会議事要旨
「(インフレ上ブレの可能性があるため)金融引き締めに向けた門戸を開いておくべきだと一部の当局者が主張」

22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 28.6万件
前回23.0万件(23.1万件)
予想22.0万件

22:30 アメリカ1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 23.2
前回15.4
予想20.0

24:00 アメリカ12月中古住宅販売件数(年率換算) 618万件
646万件(648万件)
予想644万件

——–1/20株式・債券・商品————————

日経平均 27772.93△305.70
豪ASX   7342.386△9.890
上海総合 3555.063▼3.117
英FT    7585.01▼4.65
独DAX   15912.33△102.61
NYダウ  34715.39▼313.26

日10年債利回り 0.147%△0.003
豪10年債利回り 1.992%▼0.005
英10年債利回り 1.225%▼0.031
独10年債利回り -0.024%▼0.012
米02年債利回り 1.0249%▼0.0323
米10年債利回り 1.8040%▼0.0606

NY原油 86.90▼0.06
NY金  1842.60▼0.60

————1/21注目材料—————————

<国内>
08:30 12月全国消費者物価指数
08:50 12月16-17日分の日銀金融政策決定会合議事要旨

<海外>
09:01 1月英Gfk消費者信頼感指数
16:00 12月英小売売上高
21:30 ラガルドECB総裁講演
22:00 マンMPC委員講演
22:30 11月カナダ小売売上高
24:00 1月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:00 12月米景気先行指数
—– 米ロ外相会談(ジュネーブ)

————1/21きょうのひとこと——————-

FOMCを翌週に控えて、為替、株、債券の各市場は神経質になっているようです。特に株式市場はFOMCの一段のタカ派化に対する警戒感が強いようで、世界的に株価が不安定な値動きとなっています。週末の今日も株安の進行によるリスク回避の動きに注意が必要でしょう。もっとも、株安は安全資産とされる円とドルをいずれも押し上げる要因です。米長期金利上昇(ドル高要因)が起点の株安だけにドル円の下値リスクはクロス円ほど大きくないと見ています。

本日もよろしくお願いいたします。