総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/20木)

介入警戒緩む海外時間に円売りの展開が続く 年足陽転にリーチで米雇用統計に注目

———–11/19ドル円相場————————–

片山発言で円売り、FOMC議事録でドル買い 10カ月ぶりに157.181まで上昇

OP155.452 HI157.181  LO155.214 CL157.172

———-11/19主な出来事——————————-

09:30 オーストラリア7-9月期賃金指数(前年比) +3.4%
前回+3.4%
予想+3.4%

16:00 イギリス10月消費者物価指数(前年比) +3.6%
前回+3.8%
予想+3.5%
16:00 イギリス10月消費者物価指数・コア(前年比) +3.4%
前回+3.5%
予想+3.4%

18:39 片山財務相
「政府・日銀が緊密に連携していく観点から城内経財相・植田日銀総裁と会談」
「(金融政策運営で)今まで通りの方針の説明があった」
「為替について具体的な話は出なかった」
「(市場動向で)高い緊張感を持って様々な動向を注視」

22:30 アメリカ8月貿易収支 -596億ドル
前回-783億ドル(-782億ドル)
予想-610億ドル

26:30 米労働省労働統計局(BLS)
「10月米雇用統計は発表しない」
「11月米雇用統計は12月16日に公表」
「10月分の非農業部門雇用者数も同時に発表」

28:00 FOMC議事要旨
「多くのメンバーは12月利下げは適切ではない可能性が高いと判断」
「幾人かのメンバーは12月利下げが十分に適切になり得ると判断」
「12月の適切な方針について委員会で大きく異なる見解」

———-11/19株式・債券・商品———————-

日経平均 48537.70▼165.28
豪ASX  8447.861▼21.277
上海総合 3946.742△6.929
英FT   9507.41▼44.89
独DAX  23162.92▼17.61
NYダウ 46138.77△47.03

日10年債利回り 1.773%△0.027
豪10年債利回り 4.4163%▼0.0242
英10年債利回り 4.602%△0.048
独10年債利回り 2.711%△0.005
米02年債利回り 3.5915%△0.0190
米10年債利回り 4.1367%△0.0233

NY原油 59.44▼1.30
NY金  4082.80△16.30

———–11/20注目材料—————————–

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
10:30  小枝日銀審議委員、講演

<海外>
16:00  10月独生産者物価指数
19:00  9月ユーロ圏建設支出
22:00  南アフリカ準備銀行(SARB)、政策金利
22:30  9月米非農業部門雇用者数
22:30  9月米失業率
22:30  9月米平均時給
22:30  11月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30  前週分の米新規失業保険申請件数
22:45  ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
23:30  バーFRB理事、講演
24:00  11月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:00  10月米中古住宅販売件数
25:00  クックFRB理事、講演
26:40  グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
27:30  ディングラ英MPC委員、講演
30:00  マン英中銀MPC委員、講演

———–11/20きょうのひとこと———————-

ドル円は157.18円まで続伸。今年の始値が157.20円なので、もう少しで年足が陽転します。年足は昨年まで4年連続陽線で、これは過去最長タイ。史上初の5年連続年足陽線にリーチがかかっています。なお、今週のドル円は東京時間こそ比較的おとなしいものの、口先介入への警戒感が薄れる欧米時間に上昇する展開が続いています。そうした中で、今夜は米9月雇用統計が1カ月半遅れで発表されます。鮮度は低いものの、市場は労働関連データに飢えているだけに注目です。米利下げ確率はきのうのFOMC議事録を受けて30%強に低下していますが、まだ後退する余地≒ドル高に振れる余地があると見ることもできます。

本日もよろしくお願いします。