総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/12水)

米ADP週次リポートが話題 米景気は本当に不透明?

————-11/11ドル円相場————————

米政府再開期待で154.498まで上昇 ADPで153.670まで下落も小幅高で終了

OP154.062 HI154.498  LO153.670 CL154.145

———-11/11主な出来事—————————

08:50 日本9月経常収支(季調前) +4兆4833億円
前回+3兆7758億円(3兆7014億円)
予想+2兆4677億円

09:53 城内経済財政政策(日本成長戦略担当)相
「円安は消費者物価を押し上げる可能性、今後の動向を注視」

11:00 米上院がつなぎ予算修正案を可決、政府閉鎖解除へ前進

16:00 イギリス10月失業保険申請件数 2.90万件
前回2.58万件(0.04万件)
16:00 イギリス10月失業率 4.4%
前回4.4%(4.3%)
16:00 イギリス7-9月失業率(ILO方式) 5.0%
前回4.8%
予想4.9%
16:00 イギリス7-9月週平均賃金・除賞与(前年比)+4.6%
前回+4.7%
予想+4.6%

19:00 ドイツ11月ZEW景気期待指数 38.5
前回39.3
予想41.0

19:00 ユーロ11月ZEW景気期待指数 25.0
前回22.7

——–11/11株式・債券・商品————————

日経平均 50842.93▼68.83
豪ASX  8818.793▼17.090
上海総合 4002.758▼15.839
英FT    9899.60△112.45
独DAX   24088.06△128.07
NYダウ  47927.96△559.33

日10年債利回り 1.692%▼0.017
豪10年債利回り 4.3917%▼0.0005
英10年債利回り 4.387%▼0.074
独10年債利回り 2.658%▼0.010
米02年債利回り —–
米10年債利回り —–

NY原油 61.04△0.91
NY金  4116.30▼5.70

————11/12注目材料—————————-

<国内>
なし

<海外>
12:25 バーFRB理事、講演
16:00 10月独消費者物価指数・改定値
16:00 10月独卸売物価指数
16:00 9月トルコ経常収支
19:30 シュナーベルECB専務理事、講演
20:40 デギンドスECB副総裁、講演
21:05 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
22:30 9月カナダ住宅建設許可件数
23:20 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
24:00 ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁、講演
24:20 ウォラーFRB理事、講演
26:15 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
26:30 ミランFRB理事、講演
27:00 米10年債入札
30:00 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演

————11/12きょうのひとこと——————–

米ADPが発表した10月25日までの週次雇用リポートが話題です。4週平均で週あたり1.125万人の雇用が失われたそうで、労働市場の軟化を示すデータとして報じられています。もっとも、発表直後こそドル売りに傾きましたが、一巡後にすかさず買い戻されるなど、市場への影響は限定的でした。そもそも市場はADPのデータをあまり信用していなかった(特に政府閉鎖前は)という面もあるのでしょうし、米株が続伸して景気不安を感じさせなかったという面もあるのでしょう。米株高といえば、富裕層を中心に「資産効果」による消費増が期待されているのか、全米小売協会は今年の年末商戦に強気な見通しを示しています。予測によると今年の売り上げは4%前後増えて、史上初の1兆ドルに達する見通しとのことです。物価の伸びを上回る売上高の増加が見込まれているところを見ると、アメリカの景気は本当に先行き不透明なのかわからなくなってきます。

本日もよろしくお願いします。