総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/21火)

世界的株高のリスクオンでも円は小幅安 高市トレードの円売りは一巡?

———–10/20ドル円相場————————–

株高で151.204まで上昇も日銀利上げの思惑で伸び悩む

OP150.473 HI151.204  LO150.277 CL150.744

———-10/20主な出来事——————————-

06:45 ニュージーランド7-9月期消費者物価指数(前年比) +3.0%
前回+2.7%
予想+3.0%

11:00 中国7-9月期GDP(前年比) +4.8%
前回+5.2%
予想+4.7%

11:00 中国9月小売売上高(前年比) +3.0%
前回+3.4%
予想+3.0%
11:00 中国9月鉱工業生産(前年比) +6.5%
前回+5.2%
予想+5.0%

12:56 高田創日銀審議委員
「物価目標の実現におおむね達していることを前提にコミュニケーション行う必要」
「物価が予想以上に上振れるリスクも念頭に置く必要」

17:59 日銀、25年度GDPを小幅上方修正の可能性 関税影響後ずれ=関係筋

21:49 ハセット米NEC委員長
「今週、米政府機関閉鎖に関する進展がみられるかもしれない」

24:50 トランプ米大統領
「豪州と重要鉱物に関する合意に署名する予定」
「中国の習近平国家主席と数週間以内に韓国で会う」
「11月1日までに合意に至らなければ、中国は155%の関税を支払う可能性がある」
「中国と公正な合意をまとめられると期待」

———-10/20株式・債券・商品———————-

日経平均 49185.50△1603.35
豪ASX  9031.921△36.630
上海総合 3863.893△24.138
英FT   9403.57△49.00
独DAX  24258.80△427.81
NYダウ 46706.58△515.97

日10年債利回り 1.674%△0.043
豪10年債利回り 4.1532%△0.0538
英10年債利回り 4.505%▼0.021
独10年債利回り 2.577%▼0.003
米02年債利回り 3.4552%▼0.0021
米10年債利回り 3.9800%▼0.0288

NY原油 57.52▼0.02
NY金  4359.40△146.10

———–10/21注目材料—————————–

<国内>
13:20 氷見野日銀副総裁、講演
—– 臨時国会召集、首班指名選挙実施

<海外>
06:45 9月NZ貿易収支
16:00 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
18:35 エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
20:00 ラガルドECB総裁、講演
21:30 9月カナダ消費者物価指数
22:30 コッハー・オーストリア中銀総裁、講演

———–10/21きょうのひとこと———————-

第104代の日本国首相に、きょう高市早苗自民党総裁が就任する見通しです。昨日は政局不透明感が後退したとして日経平均株価が1600円の大幅高となりました。欧米株は米地銀の信用問題や米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいだことで、こちらも大幅高。DAX427P、ダウ515Pの値上がりです。ところが、これほどのリスクオンでも円は小幅にしか売られませんでした。ドル円は終値ベースで約0.1%の上昇、リスク敏感ペアの豪ドル円ですら0.4%の上昇です。高市トレードについては株買いはともかく、円売りはひとまず賞味期限切れでしょうか。あるいは、政局不透明感の後退は本来的には通貨高要因ということでしょうか。高市政権の経済政策や閣僚人事にサプライズがあるかが、次の焦点になりそうです。

本日もよろしくお願いします。