総研ブログ

17日のドル円相場ときょうのひとこと(10/20月)

高市首相誕生へ、米中摩擦のTACO化、米地銀問題の延焼見られず その割に鈍い円売り

———–10/17ドル円相場————————–

149.378まで下落したものの、米地銀懸念や米中摩擦懸念が和らぎ150.633まで反発

OP150.381 HI150.633  LO149.378 CL150.591

———-10/17主な出来事——————————-

15:30 内田日銀副総裁
「各国の通商政策等の影響を受けた海外の経済・物価動向を巡る不確実性は高い状況が続いている」
「不確実性が金融・為替市場や日本の経済・物価に及ぼす影響を十分注視する必要がある」
「経済・物価の見通しが実現したならば、利上げを継続する」

18:00 ユーロ圏9月消費者物価指数・改定値(前年比) +2.2%
前回+2.2%
予想+2.2%
18:00 ユーロ圏9月コア消費者物価指数・改定値(前年比) +2.4%
前回+2.3%
予想+2.3%

18:47 ピル英中銀MPC委員兼チーフエコノミスト
「利下げ停止ではなく、見送りを支持」
「MPCは慎重な緩和ペースを採用すべき」
「インフレの根強さを認識すべき」

20:00 トランプ米大統領
「(100%の対中関税案について)持続可能ではない」
「2週間後に韓国で習主席と会談する」
「中国とうまくやっていけると思うが、公平なディールが必要だ」

22:04 ラガルドECB総裁
「インフレに関するリスクは低減している」
「成長に関するリスクはより低減している」

———-10/17株式・債券・商品———————-

日経平均 47582.15▼695.59
豪ASX  8995.291▼73.109
上海総合 3839.755▼76.473
英FT   9354.57▼81.52
独DAX  23830.99▼441.20
NYダウ 46190.61△238.37

日10年債利回り 1.631%▼0.034
豪10年債利回り 4.0994%▼0.0525
英10年債利回り 4.531%△0.030
独10年債利回り 2.580%△0.010
米02年債利回り 3.4573%△0.0330
米10年債利回り 4.0088%△0.0343

NY原油 57.54△0.08
NY金  4213.30▼91.30

———–10/20注目材料—————————–

<国内>
12:50 高田日銀審議委員、講演

<海外>
06:45 7-9月期NZ消費者物価指数
11:00 7-9月期中国GDP
11:00 9月中国鉱工業生産
11:00 9月中国小売売上高
15:00 9月独生産者物価指数
17:00 8月ユーロ圏経常収支
17:00 シュナーベルECB専務理事、講演
18:00 8月ユーロ圏建設支出
21:30 9月カナダ鉱工業製品価格
21:30 9月カナダ原料価格指数
28:00 ナーゲル独連銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演

———–10/20きょうのひとこと———————-

高市総理誕生の可能性が高まっています。米中摩擦は今回もTACOの可能性が高そうで、複数の米地銀の好決算で米地銀問題も大規模な延焼は免れそうなムードです。その割には、円売りが盛り上がっていないのが気になるところですが、週明けの取引開始からまだ数時間。これからの動きに注目しましょう。

本日もよろしくお願いします。