10日および13日のドル円相場ときょうのひとこと(10/14月)

高市トレードの巻き戻しとトランプ砲で151.16円まで下落も、政局不透明感とTACOトレードで152.45円まで反発
———–10/10ドル円相場————————–
8カ月ぶり高値153.272から2円超反落 高市トレード逆流と米中対立の懸念再燃で
OP152.995 HI153.272 LO151.156 CL151.179
———-10/10主な出来事——————————-
09:17 ブロックRBA総裁
「豪サービスインフレにやや粘着性、目標内に抑制が責務」
「家計消費が回復し始めており、労働市場も良好」
11:16 加藤財務相
「為替は足もとで一方的、急激な動きがみられる」
15:58 斎藤公明党代表
「自公連立政権はいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつける」
「首相指名では斎藤鉄男と書く。高市早苗と書くことはできない」
20:50 ウォラーFRB理事
「FRBは利下げが必要だが、慎重に行う必要がある」
「FRBは積極的でも急速でもなく、0.25%ずつ動くだろう」
「労働市場は決して逼迫していない」
21:30 カナダ9月新規雇用者数 +6.04万人
前回-6.55万人
予想+0.50万人
21:30 カナダ9月失業率 7.1%
前回7.1%
予想7.2%
23:00 アメリカ10月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 55.0
前回55.1
予想54.0
24:00 トランプ米大統領
「中国は非常に敵対的になっている」
「中国製品への関税引き上げを検討中」
「中国はレアアースに関して悪質な動きを見せた」
26:45 ムサレム米セントルイス連銀総裁
「インフレ率は目標を大幅に上回っている」
「金融政策は引き続きインフレに対抗する姿勢を維持すべき」
「インフレはさらに上昇する可能性があり、労働市場はさらに弱まる可能性がある」
29:50 トランプ米大統領
「11月1日から中国に対して100%の追加関税を課す」
———–10/13ドル円相場————————–
米中対立の懸念和らぎドル反発 152.450まで
OP151.789 HI152.450 LO151.720 CL152.317
———-10/13主な出来事——————————-
12日 25:43 トランプ大統領
「中国のことは心配ない、すべて上手く行く」
「米国は中国を傷つけるのではなく、助けたい!!」
11:56 中国9月貿易収支 +904.5億ドル
前回+1023.3億ドル
予想+980.5億ドル
20:09 ベッセント米財務長官
「中国に関して同盟国と協議する」
「中国による輸出制限をこのまま継続させない」
21:05 ベッセント米財務長官
「100%の対中追加関税は実現させるべきではない」
「今週、中国と事務レベルの協議を行う」
———-10/13株式・債券・商品———————-
日経平均 —–
豪ASX 8882.801▼75.535
上海総合 3889.502▼7.526
英FT 9442.87△15.40
独DAX 24387.93△146.47
NYダウ 46067.58△587.98
日10年債利回り —–
豪10年債利回り 4.2915%▼0.0050
英10年債利回り 4.658%▼0.017
独10年債利回り 2.636%▼0.008
米02年債利回り —–
米10年債利回り —–
NY原油 59.49△0.59
NY金 4133.00△132.60
———–10/14注目材料—————————–
<国内>
なし
<海外>
08:01 9月英BRC小売売上高調査
09:00 7-9月期シンガポールGDP・速報値
09:00 シンガポール金融通貨庁(MAS)、金融政策
09:30 9月豪NAB企業景況感指数
09:30 RBA理事会議事要旨
15:00 9月独消費者物価指数・改定値
15:00 9月英失業率
15:00 9月英失業保険申請件数推移)
15:00 6-8月英失業率(ILO方式)
15:00 6-8月英週平均賃金
16:50 チポローネECB専務理事、講演
18:00 10月独ZEW景況感指数
18:00 10月ユーロ圏ZEW景況感指数
21:00 テイラー英MPC委員、講演
21:30 8月カナダ住宅建設許可件数
21:45 ボウマンFRB副議長、講演
24:30 マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演
24:40 コッハー・オーストリア中銀総裁、講演
25:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
25:20 パウエルFRB議長、講演
26:00 ベイリーBOE総裁、講演
28:25 ウォラーFRB理事、講演
28:30 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
—– IMF・世銀年次総会(ワシントン、18日まで)
———–10/14きょうのひとこと———————-
日米3連休前の10日は、高市トレードの逆流とトランプ砲でドル円が約2円急落しましたが、連休最終日の13日は約1円反発。高市首相の誕生が怪しくなったことで高市トレードが逆流(円買戻し)するのはわかりますが、公明党の連立離脱で政局が不透明化したこと自体は円売り要因でしょう。トランプ砲については、今回もTACOっぽいようで、わずか1日にして対中強硬姿勢がトーンダウンしています。ドル円は強い逆風が吹き荒れた10日の安値が151.16円でした。当面、これ以上の強い逆風が吹くことは考えにくく、151円台を下抜けるリスクは低いと見て良いのではないでしょうか。
本日もよろしくお願いします。