3日のドル円相場ときょうのひとこと(10/6月)

高市新総裁の誕生で150円を意識 10月利上げの織り込みは低下へ
———–10/3ドル円相場————————–
日銀総裁発言で147.817まで円売り ISM悪化で147.044まで下落も米金利上昇で下げ渋る
OP147.211 HI147.817 LO147.044 CL147.463

———-10/3主な出来事——————————-
10:05 植田日銀総裁
「経済・物価の中心的見通しが実現していけば利上げ」
「まずは緩和的な金融環境を維持することが大切」
「米関税踏まえ、まずは緩和環境維持し経済を支えることが大切」
「米金融政策、為替市場変化などを通じて日本に大きな影響の可能性」
「米国で関税コストの転嫁の動きは限定的、問題はいつ影響が表れるか」
14:00 植田日銀総裁会見
「関税率15%での日米関税合意により不確実性は後退した」
「関税政策は世界経済への影響など引き続き不確実性高い」
「ビハインド・ザ・カーブのリスクは今のところ可能性高くない」
16:55 ドイツ9月サービス業PMI・改定値 51.5
前回52.5
予想52.5
17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI・改定値 51.3
前回51.4
予想51.4
17:30 イギリス9月サービスサービス業PMI・改定値 50.8
前回51.9
予想51.9
18:00 ユーロ圏8月生産者物価指数(前年比) -0.6%
前回+0.2%
予想-0.4%
21:30 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「利下げを前倒しで行い、インフレの収束に期待することには慎重になるべきだ」
22:45 アメリカ9月サービス業PMI・改定値 54.2
前回53.9
予想53.9
23:00 アメリカ9月ISM非製造業景況指数 50.0
前回52.0
予想51.7
26:40 ジェファーソンFRB副議長
「雇用へのリスクは下振れ傾向、インフレリスクは上振れ傾向にある」
28:30 ミランFRB理事
「経済に見られる顕著なシフトは現行の金利水準が高すぎることを示唆している」
———-10/3株式・債券・商品———————-
日経平均 45769.50△832.77
豪ASX 8987.368△41.428
上海総合 —–
英FT 9491.25△63.52
独DAX 24378.80▼43.76
NYダウ 46758.28△238.56
日10年債利回り 1.662%△0.001
豪10年債利回り 4.3332%▼0.0039
英10年債利回り 4.690%▼0.020
独10年債利回り 2.698%▼0.001
米02年債利回り 3.5759%△0.0371
米10年債利回り 4.1192%△0.0365
NY原油 60.88△0.40
NY金 3908.90△40.80
———–10/6注目材料—————————–
<国内>
14:00 日銀支店長会議、地域経済報告(さくらレポート)公表
<海外>
16:00 9月スイス失業率
16:30 デギンドスECB副総裁、講演
17:00 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
17:30 9月英建設業PMI
18:00 8月ユーロ圏小売売上高
26:00 ラガルドECB総裁、講演
27:30 ベイリーBOE総裁、講演
30:00 シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演
———–10/6きょうのひとこと———————-
4日の自民党総裁選で高市氏が勝利。勝利会見で「金融政策は政府の責任」と明言していました。さすがにこの立場では以前のように「利上げはアホ」とは言えないのでしょうが、日銀の利上げをけん制した発言であることは疑いようがありません。少なくとも今月の利上げは見送りと見るべきでしょう。高市総裁の誕生でドル円は149円台へと上昇。目先的には節目の150円を意識した相場展開となりそうです。ただ、市場が今月の日銀利上げを6割方織り込んでいたことを踏まえると、いずれ150円を超える可能性が高いと見ています。
本日もよろしくお願いします。