総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/25木)

複合的な要因で「意外高」 戻り高値149.14円が視野に

———–9/24ドル円相場————————–

200日線突破で148.914まで上伸

OP147.570 HI148.914  LO147.519 CL148.908

———-9/24主な出来事——————————-

10:30 オーストラリア8月消費者物価指数(前年比) +3.0%
前回+2.8%
予想+2.9%

17:00 ドイツ9月IFO企業景況感指数 87.7
前回89.0
予想89.4

22:00 ベイリーBOE総裁
「依然として金利はいくらか下がる余地がある」
「いつどの程度かはインフレの経路次第」

23:00 アメリカ8月新築住宅販売件数(年率換算) 80.0万件
前回65.2万件(66.4万件)
予想65.0万件

27:37 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「雇用市場は依然として概ね安定し堅調」
「インフレが一時的なもので解消されるという想定のもと、過度に前倒しで大幅な利下げを実施することには不安がある」

———-9/24株式・債券・商品———————-

日経平均 45630.31△136.65
豪ASX  8764.456▼81.473
上海総合 3853.642△31.809
英FT   9250.43△27.11
独DAX  23666.81△55.48
NYダウ 46121.28▼171.50

日10年債利回り 1.646%▼0.008
豪10年債利回り 4.2883%▼0.0248
英10年債利回り 4.669%▼0.011
独10年債利回り 2.748%△0.001
米02年債利回り 3.6041%△0.0181
米10年債利回り 4.1466%△0.0405

NY原油 64.99△1.58
NY金  3768.10▼47.60

———–9/25注目材料—————————–

<国内>
08:50  7月30-31日分の日銀金融政策決定会合議事要旨

<海外>
15:00  10月独Gfk消費者信頼感指数
15:45  9月仏消費者信頼感指数
15:45  カジミール・スロバキア中銀総裁、講演
16:30  スイス中銀政策金利
18:30  8月南アフリカ生産者物価指数
21:20  グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
21:30  4-6月期米GDP・確定値
21:30  4-6月期米個人消費・確定値
21:30  4-6月期米コアPCEデフレーター・確定値
21:30  8月米卸売在庫
21:30  8月米耐久財受注額
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
22:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
22:00  シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演
23:00  ボウマンFRB副議長、講演
23:00  8月米中古住宅販売件数
26:00  米7年債入札
26:00  バーFRB理事、講演
26:40  ローガン米ダラス連銀総裁、講演
28:00  メキシコ中銀、政策金利
28:30  デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演

———–9/25きょうのひとこと———————-

昨日のドル円は上値抵抗と目されていた200日移動平均線を軽々と突破。149円目前まで上値を伸ばして今月3日の戻り高値149.14円を視界に捉える「意外高」の展開でした。①高市トレード、②米8月新築住宅販売の上振れ、③シカゴ連銀総裁の利下げに慎重な発言、さらに④200日線突破でショートカバーが誘発されたとの観測や⑤第3四半期末を前にドル需要が高まったとの観測も。いずれにせよ、単独でこれほどドル円を押し上げる材料や要因があったとは思えないことから、複合的な理由で3週間ぶりの高値を付けたのは間違いなさそうです。理由や背景はともかく、149.14円を超えれば150円台の回復も見えてきそうです。はたして「理由なき高値更新」ができるのか注目しましょう。

本日もよろしくお願いします。