総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/11木)

雇用減速で0.25%利下げを確実視、インフレ鈍化なら0.50%利下げの思惑も 大注目の米8月CPI

———–9/10ドル円相場————————–

米PPI下振れで147.092まで下落も下値堅い

OP147.266 HI147.651  LO147.092 CL147.446

———-9/10主な出来事——————————-

10:30 中国8月消費者物価指数(前年比) -0.4%
前回0.0%
予想-0.2%
10:30 中国8月生産者物価指数(前年比) -2.9%
前回-3.6%
予想-2.9%

11:25 米連邦地裁がクックFRB理事の解任を一時差し止め

15:44 トゥスク・ポーランド首相
「昨夜、ポーランド領空が多数のロシア製ドローンに侵犯された」
「今のところ状況は制御されている様子」

21:30 アメリカ8月生産者物価指数(前月比) -0.1%
前回+0.9%(0.7%)
予想+0.3%
21:30 アメリカ8月生産者物価指数(前年比) +2.6%
前回+3.3%(3.1%)
予想+3.3%
21:30 アメリカ8月生産者物価指数・コア(前年比) +2.8%
前回+3.7%(3.4%)
予想+3.5%

23:10 米上院銀行委、ミランCEA委員長のFRB理事指名を支持

———-9/10株式・債券・商品———————-

日経平均 43837.67△378.38
豪ASX  8830.430△26.887
上海総合 3812.221△4.929
英FT   9225.39▼17.14
独DAX  23632.95▼85.50
NYダウ 45490.92▼220.42

日10年債利回り 1.571%▼0.003
豪10年債利回り 4.2714%△0.0064
英10年債利回り 4.633%△0.010
独10年債利回り 2.652%▼0.007
米02年債利回り 3.5438%▼0.0146
米10年債利回り 4.0454%▼0.0421

NY原油 63.67△1.04
NY金  3682.00▼0.20

———–9/11注目材料—————————–

<国内>
08:50 8月企業物価指数
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
08:01 8月英RICS住宅価格
18:00 4-6月期南アフリカ経常収支
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
21:00 7月メキシコ鉱工業生産
21:15 ECB、政策金利
21:30 8月米消費者物価指数
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁、記者会見
26:00 米30年債入札
27:00 8月米月次財政収支
—– 国連総会(ニューヨーク、23日まで)

———–9/11きょうのひとこと———————-

きょうは米8月CPIに関心が集中しそうです。前哨戦の8月PPIは予想外の低下(前月比)となりましたが、すでに9月利下げを確実視していた市場の見通しに大きな変化はなく、ドル売りの反応は一時的でした。FedWatchが示す9月の利下げ確率は現在100%で、そのうち0.25%利下げを92%織り込み、0.50%利下げを8%織り込んでいます。前日はそれぞれ93%、7%でした。ここ数カ月間の雇用統計で米労働市場の減速は明白なので0.25%利下げは確実、これにインフレ鈍化も加われば利下げは0.50%に拡大するはずというのが市場の見方でしょう。0.50%利下げを巡る思惑を強めるかどうかが、今夜のCPIの焦点となります。

本日もよろしくお願いします。