昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/24火)

中東緊迫化によるドル高・原油高(円安)・株安が半日で逆流 関心はFRBの利下げに向かう
———–6/23ドル円相場————————–
有事のドル買いと原油高の円売りで148.035まで上昇 原油反落とFRB利下げ観測で146.011まで下落
OP146.441 HI148.035 LO146.011 CL146.128

———-6/23主な出来事—————————-
06:55 WTIが78ドル台へ急騰-21日の米によるイラン核施設攻撃で
16:30 ドイツ6月製造業PMI・速報値 49.0
前回48.3
予想49.0
16:30 ドイツ6月サービス業PMI・速報値 49.4
前回47.1
予想48.0
17:00 ユーロ圏6月製造業PMI・速報値 49.4
前回49.4
予想49.8
17:00 ユーロ圏6月サービス業PMI・速報値 50.0
前回49.7
予想50.0
17:30 イギリス6月製造業PMI・速報値 47.7
前回46.4
予想46.9
17:30 イギリス6月サービス業PMI・速報値 51.3
前回50.9
予想51.3
22:45 アメリカ6月製造業PMI・速報値 52.0
前回52.0
予想51.0
22:45 アメリカ6月サービス業PMI・速報値 53.1
前回53.7
予想52.7
23:00 アメリカ5月中古住宅販売件数(年率換算) 403万件
前回400万件
予想395万件
23:13 ボウマンFRB副議長
「インフレ圧力が抑制されれば、7月にも利下げの可能性がある」
「関税はインフレに『最小限の影響』しか及ぼさない可能性が高い」
25:48 イラン、カタールの米軍基地に向けてミサイル発射
26:09 カタール、イランのミサイル迎撃に成功
26:29 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「これまでのところ関税の影響は懸念されていたほど悪くはない」
26:52 原油相場が6%下落、イランのミサイルをカタール撃墜後
29:01 トランプ米大統領
「イランによる報復攻撃は『非常に弱く』、イラン側から事前に通告があった」
———-6/23株式・債券・商品———————-
日経平均 38354.09▼49.14
豪ASX 8474.885▼30.598
上海総合 3381.582△21.686
英FT 8758.04▼16.61
独DAX 23269.01▼81.54
NYダウ 42581.78△374.96
日10年債利回り 1.415%△0.017
豪10年債利回り 4.2167%△0.0337
英10年債利回り 4.492%▼0.045
独10年債利回り 2.507%▼0.010
米02年債利回り 3.8633%▼0.0486
米10年債利回り 4.3457%▼0.0355
NY原油 68.51▼5.33
NY金 3395.00△9.30
———–6/24注目材料————————–
<国内>
12:35 20年債入札
<海外>
17:00 6月独Ifo企業景況感指数
17:00 ベイリーBOE総裁、講演
18:30 グリーン英MPC委員、講演
20:15 デギンドスECB副総裁、講演
21:00 カジミール・スロバキア中銀総裁、講演
21:30 5月カナダ消費者物価指数
21:30 1-3月期米経常収支
22:00 ラガルドECB総裁、講演
22:00 4月米住宅価格指数
22:00 4月米ケース・シラー住宅価格指数
22:15 ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
22:35 ラムスデンBOE副総裁、講演
22:55 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
23:00 パウエルFRB議長、議会証言
23:00 6月米消費者信頼感指数
23:00 6月米リッチモンド連銀製造業景気指数
24:50 ブリーデンBOE副総裁、講演
25:30 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
26:00 米2年債入札
26:45 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
27:00 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
29:00 バーFRB理事、講演
—– NATO首脳会議(オランダ・ハーグ、25日まで)
———–6/24きょうのひとこと———————-
昨日は、米国のイラン参戦を受けたドル高と原油高で日本の貿易赤字が拡大するとの観測で円が売られると、ドル円はロンドン市場で148.035円まで上昇しました。しかし、イランが原油輸送ルートの要衝であるホルムズ海峡を封鎖する可能性は低いとの見方から原油先物が失速。ドル円はNY市場に入ると売りが優勢となりました。まずは、タカ派と目されていたボウマンFRB副議長が7月利下げを示唆したことでドルが売られると147円台を割り込みました。さらに、イランの報復が「カタールの米軍基地への攻撃にとどまった」ことから原油安が加速すると146.011円まで下落。終値ベースの前日比は4銭高と、1日かけて2円に及ぶ壮大な「往って来い」を演じました。米・イラン・イスラエルの出方にもよりますが、有事のドル買い・円売りのターンはひとまず終了でしょうか。そうした中で、きょうはパウエルFRB議長が下院で議会証言を行います。先週のウォラー理事に続いてボウマン副議長も7月利下げの可能性に言及ているだけに議長の発言に関心が集まるでしょう。FOMC後の会見で利下げに慎重な見解を示したボスの考えにも変化があるのか注目です。
本日もよろしくお願いします。