総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/19木)

日鉄買収完了、日銀・FOMC無難に通過、米祝日で方向感出にくい 中東情勢は中立要因

———–6/18ドル円相場————————–

FOMC年内2回利下げ見通し維持で144.323まで下落もFRB議長利下げ急がずで145円台回復

OP145.194 HI145.438  LO144.323 CL145.139

———-6/18主な出来事—————————-

08:50 日本5月貿易統計(通関ベース) -6376億円
前回-1158億円(-1156億円)
予想-8965億円

15:00 イギリス5月消費者物価指数(前年比) +3.4%
前回+3.5%
予想+3.3%
15:00 イギリス5月消費者物価指数・コア(前年比) +3.5%
前回+3.8%
予想+3.5%
15:00 イギリス5月消費者物価指数・サービス(前年比) +4.7%
前回+5.4%
予想+4.8%

18:00 ユーロ圏5月消費者物価指数・改定値(前年比) +1.9%
前回+1.9%
予想+1.9%

21:30 アメリカ5月住宅着工件数(年率換算) 125.6万件
前回136.1万件(139.2万件)
予想135.0万件

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 24.5万件
前回24.8万件(25.0万件)
予想24.5万件

23:05 トランプ米大統領
「バカな人物がFRBにいる。彼はきょうも利下げしないだろう」
「(FF金利が)2.5ポイント引き下げられれば良いことだ」

27:00 FOMC、政策金利を4.25-4.50%に維持
「失業率は低水準を維持し、労働市場の状況は堅調」
「インフレ率は依然やや高止まりしている」
「経済見通しに関する不確実性は低下したものの、依然として高い水準にある」

27:00 FOMC経済・金利見通し
【25年末予測】(前回)
成長率1.4%(1.7%)
インフレ率3.0%(2.7%)
失業率4.5%(4.4%)
FF金利3.875%(3.875%)-利下げ2回の見通しを維持

27:30 パウエルFRB議長会見
「関税引き上げは物価上昇につながる可能性が高い」
「貿易政策や財政政策の変更は依然として不透明」
「調整を行う前に、より詳細な情報が得られるまで待つのが適切だ」

28:26 トランプ米大統領
「イランに関してまだ決断を下していない」
「中東紛争をできるだけ早く終結させることが目標だ」
「イラン核開発を阻止するには戦闘が必要になる可能性も」

———-6/18株式・債券・商品———————-

日経平均 38885.15△348.41
豪ASX  8531.172▼10.094
上海総合 3388.809△1.404
英FT   8843.47△9.44
独DAX  23317.81▼116.84
NYダウ 42171.66▼44.14

日10年債利回り 1.455%▼0.010
豪10年債利回り 4.2512%▼0.0053
英10年債利回り 4.495%▼0.055
独10年債利回り 2.497%▼0.038
米02年債利回り 3.9414%▼0.0104
米10年債利回り 4.3909%△0.0021

NY原油 73.50△0.23
NY金  3408.10△1.20

———–6/19注目材料————————–

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
07:45 1-3月期NZGDP
10:30 5月豪失業率
10:30 5月豪新規雇用者数
16:30 スイス中銀、政策金利
16:30 ラガルドECB総裁、講演
17:00 ノルウェー中銀、政策金利
17:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
18:00 4月ユーロ圏建設支出
18:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
18:45 デギンドスECB副総裁、講演
20:00 BOE、政策金利
20:00 英MPC議事要旨
20:00 トルコ中銀、政策金利

———–6/19きょうのひとこと———————-

ドル円は145円を挟んで上下。今週は週初からやや上昇していますが、これは日鉄がUSスチールの買収資金(約2兆円)を手当てした影響である可能性が高そうです(昨日、払い込みが完了したと報道)。だとすると今週のメインイベントであった日銀とFOMCはドル円にあまり影響を及ぼさなかった公算が大きいということになります。メインイベントを無難に通過したきょう19日は米国がジューンティーンスの祝日。中東情勢もドルと円が同じ方向に動きやすい(緊迫なら両方上昇、緩和なら両方下落)材料とあって、きょうの(きょうも)ドル円は方向感が出にくいでしょう。

本日もよろしくお願いします。