総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/13火)

米中の関税引き下げ合意から一夜、またしても試される「大陽線、翌日陰線の法則」

———–5/12ドル円相場————————–

米中関税引き下げ合意でリスクオン 4月3日以来の148.652まで上伸

OP146.140 HI148.652  LO145.698 CL148.472

———-5/12主な出来事—————————-

08:50 日本3月経常収支 +3兆6781億円
前回+4兆607億円
予想+3兆7908億円

08:50 日本3月貿易収支  +5165億円
前回+7129億円
予想+5477億円

16:00 米国の対中関税は145%から30%へ、中国の対米関税は125%から10%へ-米中共同声明

16:19 ベッセント米財務長官
「どちらの側もデカップリング(経済分断)は望んでいない」
「今回の協議では為替についての議論はなかった」

23:01 トランプ米大統領
「中国は非金融障壁の全面撤廃に同意した」
「習首席とおそらくこの週末にも話すだろう

23:28 クーグラーFRB理事
「関税は依然として経済に著しく影響しそうだ」
「関税は成長鈍化とインフレ率上昇につながる可能性が高い」

27:00 アメリカ4月月次財政収支  +2584億ドル
前回-1605億ドル
予想+2560億ドル

———-5/12株式・債券・商品———————-

日経平均 37644.26△140.93
豪ASX  8233.528△2.327
上海総合 3369.244△27.245
英FT   8604.98△50.18
独DAX  23566.54△67.22
NYダウ 42410.10△1160.72

日10年債利回り 1.455%△0.086
豪10年債利回り 4.3605%△0.0718
英10年債利回り 4.643%△0.076
独10年債利回り 2.648%△0.086
米02年債利回り 4.0103%△0.1193
米10年債利回り 4.4709%△0.0924

NY原油 61.95△0.93
NY金  3228.00▼116.00

———–5/13注目材料————————–

<国内>
08:50  日銀金融政策決定会合における主な意見(4月30-5月1日分)

<海外>
08:01  4月英BRC小売売上高調査
09:30  5月豪ウエストパック消費者信頼感指数
10:30  4月豪NAB企業景況感指数
15:00  4月英失業率
15:00  4月英失業保険申請件数
15:00  1-3月英失業率(ILO方式)
15:00  1-3月英週平均賃金
16:00  エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
16:00  3月トルコ経常収支
17:00  マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演
17:45  ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
18:00  5月独ZEW景況感指数
18:00  5月ユーロ圏ZEW景況感指数
18:30  1-3月期南アフリカ失業率
21:30  4月米消費者物価指数
23:10  ベイリーBOE総裁、クノット・オランダ中銀総裁、講演

———–5/13きょうのひとこと———————-

先週、ドル円は4月以降比較的大きめの陽線が出た翌日はことごとく陰線引けだと書きましたが、結局9日(8日大陽線の翌日)もパターン通りに陰線引けとなりました。ところが週明け12日は再びの大陽線が出現。またしても「大陽線、翌日陰線の法則」が試されることになります。米中の関税引き下げ合意から一夜、あらためて市場がこの合意をどう評価するのかが焦点になりそうです。少し興奮が冷めたはずの市場でリスクンの流れが続くようなら、150円台の回復も視野に入りそうです。

本日もよろしくお願いします。