総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/9金)

4月以降、大陽線の翌日はことごとく陰線が出現 トランプ不信を払しょくできるか

———–5/8ドル円相場————————–

米英貿易協定合意、対中関税引き下げ期待でリスクオン 4月10日以来の146.173まで上昇

OP143.744 HI146.173  LO143.446 CL145.911

———-5/8主な出来事—————————-

09:56 トランプ米大統領
「明日午前10時(日本時間8日23時)に大きな記者会見を行う」
「非常に大きく、非常に高く評価されている国との主要な貿易協定について発表」

15:00 ドイツ3月鉱工業生産(前月比) +3.0%
前回-1.3%
予想+1.0%

15:00 ドイツ3月貿易収支 +211億ユーロ
前回+177億ユーロ(180億ユーロ)
予想+191億ユーロ

20:02 BOE、政策金利を4.50%から4.25%に引き下げ
「5人が0.25%引き下げ支持、2人は0.50%引き下げ、2人が据え置き主張」
「インフレの持続リスクと、経済における総需給のバランスについて引き続き注意深く監視」

20:30 ベイリーBOE総裁
「英国のディスインフレは継続している」
「政策金利は自動操縦ではない」

21:30 アメリカ1-3月期単位労働コスト・速報値(前期比年率) +5.7%
前回+2.2%(2.0%)
予想+5.1%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.8万件
前回24.1万件
予想23.0万件

23:53 トランプ米大統領
「英国と素晴らしい合意に達した」
「米英合意により、米国産輸出品の市場アクセスが拡大」

24:24 トランプ米大統領
「中国と非常に良好な関係を築けると期待」
「交渉がうまくいけば、対中関税を引き下げる可能性」

———-5/8株式・債券・商品———————-

日経平均 36928.63△148.97
豪ASX  8191.650△13.329
上海総合 3351.996△9.331
英FT   8531.61▼27.72
独DAX  23352.69△236.73
NYダウ 41368.45△254.48

日10年債利回り 1.335%△0.028
豪10年債利回り 4.2389%▼0.0389
英10年債利回り 4.546%△0.086
独10年債利回り 2.535%△0.060
米02年債利回り 3.8739%△0.0974
米10年債利回り 4.3785%△0.1091

NY原油 59.91△1.84
NY金  3306.00▼85.90

———–5/9注目材料————————–

<国内>
08:30  3月毎月勤労統計(現金給与総額)
08:50  4月外貨準備高

<海外>
—–  4月中国貿易収支
15:00  4月ノルウェー消費者物価指数
15:00  レーン・フィンランド中銀総裁、講演
16:00  3月トルコ鉱工業生産
17:40  ベイリーBOE総裁、講演
18:55  バーFRB理事、講演
19:45  クーグラーFRB理事、講演
20:15  ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
21:30  4月カナダ新規雇用者数
21:30  4月カナダ失業率
21:30  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
21:30  バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
22:10  シムカス・リトアニア中銀総裁、講演
23:00  グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
24:30  ウォラーFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演

———–5/9きょうのひとこと———————-

昨日のドル円は2円を超える大幅高となりました。明日から行われる米中貿易交渉で関税戦争リスクが和らぐとの期待が浮上する中、どこまで円売り(円ロングの巻き戻し)が進むか注目です。ただ、4月以降のドル円の日足チャートを振り返ると、比較的大きな陽線が出現した翌日はことごとく陰線引けとなっていることがわかります。トランプ政権への不信感からドルに対する戻り売り意欲が強いことを物語る動きです。昨日の大陽線を受けたきょうの動きはトランプ政権への不信感を払拭できるかという意味でも注目されます。

本日もよろしくお願いします。