総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/7水)

米中関税交渉への期待先行 FOMCは「ノンイベント」の可能性

———–5/6ドル円相場————————–

台湾ドル高は一服もドル安は継続 株安・米金利低下

OP143.724 HI144.272  LO142.349 CL142.407

———-5/6主な出来事—————————-

10:30 オーストラリア3月住宅建設許可件数 (前月比) -8.8%
前回-0.3%(-0.2%)
予想-1.5%

10:45 中国4月財新サービス業PMI 50.7
前回51.9
予想51.8

16:50 フランス4月サービス業PMI・改定値 47.3
前回46.8
予想46.8

16:55 ドイツ4月サービス業PMI・改定値  49.0
前回48.8
予想48.8

17:00 ユーロ圏4月サービス業PMI・改定値 50.1
前回49.7
予想49.7

17:30 イギリス4月サービス業PMI・改定値 49.0
前回48.9
予想48.9

19:30 中国、現地時間7日午前9時に「市場と期待を安定させる金融政策パッケージ」発表

20:30 ドイツ議会、CDUのメルツ党首を首相に選出 第2回投票で

21:30 カナダ3月貿易収支 -5.1億カナダドル
前回-15.2億カナダドル(-14.1億カナダドル)
予想-16.0億カナダドル

21:30 アメリカ3月貿易収支 -1405億ドル
前回-1227億ドル(-1232億ドル)
予想-1369億ドル

23:20 ベッセント米財務長官
「中国との交渉はまだ、多数国から良いオファーがある」
「貿易協定は早ければ今週中に締結される可能性がある」
「データには米国が景気後退に陥っていることを示すものは何もない」

25:12 トランプ米大統領
「中国経済は米国との貿易停滞で苦しんでいる」
「米国の対中赤字は関税で変わりつつある」
「中国は交渉を望んでおり、我々は適切な時期に会うことになるだろう」

27:00 英FT
「英国と米国との貿易協定が終結に近付いており、今週中に署名される見通し」

———-5/6株式・債券・商品———————-

日経平均 —–
豪ASX  8151.439▼6.348
上海総合 3316.114△37.083
英FT   8597.42△1.07
独DAX  23249.65▼94.89
NYダウ 40829.00▼389.83

日10年債利回り —–
豪10年債利回り 4.3329%△0.0634
英10年債利回り 4.514%△0.006
独10年債利回り 2.540%△0.023
米02年債利回り 3.7827%▼0.0496
米10年債利回り 4.2946%▼0.0487

NY原油 59.09△1.96
NY金  3422.80△100.50

———–5/7注目材料————————–

<国内>
なし

<海外>
07:45 1-3月期NZ失業率
07:45 1-3月期NZ就業者数増減
15:00 3月独製造業新規受注
15:00 4月スウェーデン消費者物価指数
15:45 3月仏経常収支/貿易収支
17:30 4月英建設業PMI
18:00 3月ユーロ圏小売売上高
23:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 FOMC
27:30 パウエルFRB議長、定例記者会見
28:00 3月米消費者信用残高

———–5/7きょうのひとこと———————-

米中間の関税交渉が今週後半にようやく始まる模様です。今朝の日本時間7時過ぎ、米国に続いて中国外務省も、何副首相が9-12日に交渉場所のスイスを訪問してベッセント米財務長官と会談すると発表しました。
事実上、初の米中関税交渉ということで期待(のドル買い)が先行していますが、いうまでもなく交渉が上手く行くかどうかは現時点で読めません。ドル円は昨日の下げを埋められれば(始値の143.70円台まで戻せれば)御の字でしょうか。そしてきょうはFOMC。トランプ関税の影響を見極めるために政策金利は据え置きが確実です。パウエルFRB議長としても、このタイミングで利下げに前向きな姿勢を姿勢を示すわけにはいかないでしょう。もし利下げに前向きな姿勢を示せば、トランプ大統領の利下げ要求に屈する形となるため、FRBの信認が揺らぎかねません。その意味ではきょうのFOMCは「ノンイベント」になる可能性が高そうです。

本日もよろしくお願いします。