総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/25金)

日米財務相会談は無難に通過 多少気になる「やりとりの中身はコメント控える」とのコメント

———–4/24ドル円相場————————–

前日の大幅高の反動で売り先行 米中対立懸念拭えず142.281まで下落

OP143.362 HI143.396  LO142.281 CL142.557

———-4/24主な出来事—————————-

06:48 トランプ米大統領
「中国への関税は今後2-3週間に設定」
「関税がいつ引き下げられるかは中国次第」
「中国と取引なければそれはそれでOK」
「パウエルFRB議長は間違い犯したと思っている」

16:12 中国外務省
「中国と米国はまだ関税について協議していない。必要であれば関税戦争も辞さない」
「いかなる協議であっても尊重が条件」
「米国が対話を望むなら、脅しをやめるべき」

17:00 ドイツ4月IFO企業景況感指数 86.9
前回86.7
予想85.2

1:30 アメリカ3月耐久財受注(前月比) +9.2%
前回+0.9%
予想+2.0%
21:30 アメリカ3月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 0.0%
前回+0.7%
予想+0.3%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.2万件
前回21.5万件(21.6万件)
予想22.2万件

21:40 ハマック米クリーブランド連銀総裁
「トランプ関税による不確実性が、企業の投資を停滞させている」
「5月の利下げ検討は時期尚早」
「6月は、データ次第で利下げの可能性」

23:00 アメリカ3月中古住宅販売件数(年率換算) 402万件
前回426万件(427万件)
予想413万件

23:13 ウォラーFRB理事
「7月までに関税の影響が明確に現れる可能性は低い」
「今年後半には関税の影響が明確になるだろう」
「関税によって失業率が急速に上昇する可能性がある」

———-4/24株式・債券・商品———————-

日経平均 35039.15△170.52
豪ASX  7968.227△47.714
上海総合 3297.288△0.933
英FT   8407.44△4.26
独DAX  22064.51△102.54
NYダウ 40093.40△486.83

日10年債利回り 1.326%▼0.013
豪10年債利回り 4.2355%▼0.0304
英10年債利回り 4.500%▼0.052
独10年債利回り 2.448%▼0.049
米02年債利回り 3.7971%▼0.0738
米10年債利回り 4.3149%▼0.0663

NY原油 62.79△0.52
NY金  3348.60△54.50

———–4/25注目材料————————–

<国内>
08:30 4月東京都区部消費者物価指数

<海外>
08:01 4月英Gfk消費者信頼感指数
15:00 3月英小売売上高
21:30 2月カナダ小売売上高
23:00 4月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
23:15 グリーン英MPC委員、講演

———–4/25きょうのひとこと———————-

さきほど終了した日米財務相会談では、やはり「為替水準の目標やそれに対する枠組みの話は全くなかった」とのことで無難に通過しました。会談が50分にも及んだところを見ると、米側からなにかしらの要求めいたものがあったと考えるのが自然ですが、加藤財務相は「やり取りの中身を具体的にコメントすることは控える」と多くを語らずでした。あくまでも個人的な妄想に近い憶測ですが、たとえば日本による(対米貿易黒字額相当の)米国債購入などが水面下で議論されたのではないでしょうか。これなら、米債市場への影響に配慮して「コメントは控える」のも頷けます。長期金利の上昇を嫌うトランプ大統領への「おみやげ」にも良さそうですしね。

本日もよろしくお願いします。