14日のドル円相場ときょうのひとこと(2/17月)
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米小売りは衝撃的な落ち込みを記録 それでも152円で踏みとどまった背景には1月の特殊事情も
———–2/14ドル円相場————————–
前日来のドル売り継続 米小売統計悪化で152.028まで続落
OP152.799 HI153.150 LO152.028 CL152.340
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———-2/14主な出来事—————————-
19:00 ユーロ圏10-12月期GDP・改定値(前期比) +0.1%
前回0.0%
予想0.0%
22:30 アメリカ1月小売売上高(前月比) -0.9%
前回+0.4%(0.7%)
予想-0.1%
22:30 アメリカ1月小売売上高・除自動車(前月比) -0.4%
前回+0.4%(0.7%)
予想+0.3%
22:30 アメリカ1月輸入物価指数(前月比) +0.3%
前回+0.1%(0.2%)
予想+0.4%
23:15 アメリカ1月鉱工業生産(前月比) +0.5%
前回+0.9%(1.0%)
予想+0.3%
23:15 アメリカ1月設備稼働率 77.8%
前回77.6%(77.5%)
予想77.7%
24:00 アメリカ12月企業在庫(前月比) -0.2%
前回+0.1%
予想0.0%
28:42 トランプ米大統領
「自動車関税は4月2日頃に導入するだろう」
———-2/14株式・債券・商品———————-
日経平均 39149.43▼312.04
豪ASX 8555.806△15.854
上海総合 3346.724△14.241
英FT 8732.46▼32.26
独DAX 22513.42▼98.60
NYダウ 44546.08▼165.35
日10年債利回り 1.362%△0.009
豪10年債利回り 4.4171%▼0.0541
英10年債利回り 4.500%△0.009
独10年債利回り 2.431%△0.013
米02年債利回り 4.2589%▼0.0478
米10年債利回り 4.4762%▼0.0526
NY原油 70.74▼0.55
NY金 2900.700▼44.70
———–2/17注目材料————————–
<国内>
08:50 10-12月期GDP・速報値
<海外>米休場(プレジデンツデー)
16:00 スウェーデン1月失業率
17:00 トルコ1月財政収支
19:00 ユーロ圏12月貿易収支
20:00 ナーゲル独連銀総裁講演
22:15 カナダ1月住宅着工件数
23:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁
24:20 ボウマンFRB理事講演
———–2/17きょうのひとこと———————-
米1月小売売上高は衝撃的な結果でした。前月比-0.9%は、変動の大きい自動車売り上げの減少で仕方がない面もあるにせよ、自動車とガソリンを除いたベースでも-0.4%と予想に反して減少。さらには、GDPの算出に使われることからコントロールグループと呼ばれる、自動車・ガソリン・建材・外食を除いたコア売上高はなんと前月比-0.8%に落ち込みました。長引くインフレでいよいよ消費が冷え込み始めたかと危惧される数字です。世が世なら「バレンタイン・ショック」が起きてもおかしくないところでしたが、米金利も米株もドルも崩落とまではいかない比較的穏やかな下げで済みました。どうやら、1月の小売統計の落ち込みには特殊な事情があったのではないかとの見方が出たことで総悲観には傾かなかったようです。1月の特殊事情とは、フロリダでも雪が降るほどの寒波・悪天候に見舞われたこと、カリフォルニアの山火事が長期化したこと、などが挙げられています。いずれにしても、来月のデータを確認するしかなさそうです。
本日もよろしくお願いします。