総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/6木)

2カ月ぶりの円高水準 タカ派日銀審議委員が講演、米労働指標にも注目

———–2/5ドル円相場————————–

勤労統計と経済相発言で円買い ISM非製造業でドル売り2カ月ぶりに152.103まで下落

OP154.342 HI154.459  LO152.103 CL152.610

———-2/5主な出来事—————————-

08:30 日本12月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年比) +4.8%
前回+3.0%(3.9%)
予想+3.7%

09:37 赤沢経済再生相
「足もとはインフレの状態という認識、植田総裁と齟齬ない」

10:45 中国 1月財新サービス業PMI 51.0
前回52.2
予想52.4

17:55 ドイツ1月サービス業PMI・改定値 52.5
前回52.5
予想52.5
18:00 ユーロ圏1月サービス業PMI・改定値 51.3
前回51.4
予想51.4
18:30 イギリス1月サービス業PMI・改定値 50.8
前回51.2
予想51.2

22:15 アメリカ1月ADP雇用統計(前月比) +18.3万人
前回+12.2万人(17.6万人)
予想+15.0万人

22:30 カナダ12月貿易収支 +7.1億カナダドル
前回-3.2億カナダドル(-9.9億カナダドル)
予想+7.5億カナダドル

22:30 アメリカ12月貿易収支 -984億ドル
前回-782億ドル(-789億ドル)
予想-966億ドル

23:05 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト
「インフレに新たな上振れリスク発生の可能性」
「インフレの減速は予想以上に時間がかかる恐れ

24:00 アメリカ1月ISM非製造業景況指数 52.8
前回54.1(54.0)
予想54.3

———-2/5株式・債券・商品———————-

日経平均 38831.48△33.11
豪ASX  8416.865△42.889
上海総合 3229.488▼21.113
英FT   8623.29△52.52
独DAX  21585.93△80.23
NYダウ 44873.28△317.24

日10年債利回り 1.288%△0.009
豪10年債利回り 4.3569%▼0.0589
英10年債利回り 4.437%▼0.085
独10年債利回り 2.366%▼0.030
米02年債利回り 4.1868%▼0.0269
米10年債利回り 4.4181%▼0.0924

NY原油 71.03▼1.67
NY金  2893.00△17.20

———–2/6注目材料————————–

08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
10:30  田村日銀審議委員、あいさつ

<海外>
09:30  ジェファーソンFRB副議長、講演
09:30  12月豪貿易収支
15:45  1月スイス失業率
16:00  12月独製造業受注
16:00  1月スウェーデン消費者物価指数
18:30  1月英建設業PMI
19:00  12月ユーロ圏小売売上高
21:00  BOE政策金利
21:00  英MPC議事要旨
21:00  BOE金融政策報告
21:30  1月米チャレンジャー人員削減数
22:30  10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
22:30  10-12月期米単位労働コスト・速報値
22:30  米新規失業保険申請件数
24:00  1月カナダIvey購買部協会景気指数
25:15  ナーゲル独連銀総裁、講演
29:00  メキシコ中銀、政策金利
29:30  ウォラーFRB理事、講演
29:30  エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
30:05  ベイリー英中銀(BOE)総裁、講演

———–2/6きょうのひとこと———————-

日銀の利上げ期待が高まりつつあります。とはいえ、3月とか5月に追加利上げという話ではなく、利上げのゴール(ターミナルレート)がこれまで想定していた1%程度ではなく、1.5%やそれ以上になるかもしれないとの見方が浮上しているようです。そのため、10年金利が14年ぶりの水準に上昇したというわけです。そうした中で、きょうはSMBC出身でタカ派の田村日銀審議委員が講演します。講演後には記者会見も行われるそうです。昨年9月には「少なくとも1%へ利上げ」と発言しました。きょうも、足元の金利上昇と円高を加速させる発言があるか注目したいところです。また、NYタイムには明日の雇用統計を前に、単位労働コスト(≒賃金)や失業保険申請件数などの労働関連指標が発表されます。

本日もよろしくお願いします。