総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/29水)

 
FOMC据え置き濃厚 議長会見に注目集まるもサプライズの余地は限定的か

———–1/28ドル円相場————————–

米関税巡る報道でドル反発 155.966まで

OP154.473 HI155.966  LO154.439 CL155.519

———-1/28主な出来事—————————-

英FT紙 米財務長官、一律関税の税率を2.5%から段階的に引き上げる案を支持-関係者

08:10 トランプ米大統領
「半導体産業への関税導入を近く実施」
「鉄鋼とアルミ、銅にも関税を適用する」
「2.5%よりはるかに大きな関税を望んでいる」

22:30 アメリカ12月耐久財受注(前月比) -2.2%
前回-1.1%(-2.0%)
予想+0.6%
22:30 アメリカ12月耐久財受注・除輸送用機器(前月比) +0.3%
前回-0.1%(-0.2%)
予想+0.4%

23:00 アメリカ11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年比) +4.3%
前回+4.2%
予想+4.3%
23:00 アメリカ11月住宅価格指数(前月比) +0.3%
前回+0.4%(0.5%)
予想+0.3%

24:00 アメリカ1月消費者信頼感指数 104.1
前回104.7(109.5)
予想105.6

24:00 アメリカ1月リッチモンド連銀製造業指数 -4
前回-10
予想-12

———-1/28株式・債券・商品———————-

日経平均 39016.87▼548.93
豪ASX  8399.074▼9.794
上海総合 —–
英FT   8533.87△30.16
独DAX  21430.58△148.40
NYダウ 44850.35△136.77

日10年債利回り 1.202%▼0.011
豪10年債利回り 4.4205%▼0.0550
英10年債利回り 4.614%△0.029
独10年債利回り 2.565%△0.034
米02年債利回り 4.1949%▼0.0001
米10年債利回り 4.5323%▼0.0020

NY原油 73.77△0.60
NY金  2767.50△29.10

———–1/29注目材料————————–

<国内>
08:50 12月18-19日分の日銀金融政策決定会合議事要旨
14:00 1月消費動向調査(消費者態度指数)

<海外>
09:30 12月豪消費者物価指数
09:30 10-12月期豪消費者物価指数
16:00 2月独Gfk消費者信頼感指数
17:30 スウェーデン中銀、政策金利
21:00 12月メキシコ失業率
22:30 12月米卸売在庫
23:45 カナダ中銀、政策金利
24:30 EIA週間原油在庫統計
28:00 FOMC、政策金利
28:30 パウエルFRB議長、定例記者会見

———–1/29きょうのひとこと———————-

FOMCは政策金利を4.25-4.50%に据え置く可能性が高そうです。市場は据え置きをほぼ100%織り込み済みで、パウエルFRB議長の会見により注目が集まることになります。議長は前回12月の会見で、次回利下げの時期には具体的な言及を避けつつ、政策金利が中立水準に接近した以上、政策効果を見ながら調整ペースを緩やかにすることが適切との考えを示しました。そうした考えが大きく変わった可能性は低そうで、今回も次回利下げの時期に言明することはないでしょう。したがって、ドルの下落余地は小さいと見ています。もっとも、市場は次回3月の利下げについて、3割弱しか織り込んでいません。言い換えれば「次回も据え置き」の見方が7割強と優勢です。そうした状況を踏まえると、金利とドルの上向きサプライズの余地も小さいのではないでしょうか。

本日もよろしくお願いします。