総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/15水)

日銀副総裁の発言は事実上の利上げ予告? トランプ就任後の市場動向が最終チェックポイントに
 
———–1/14ドル円相場————————–

日銀副総裁の講演で乱高下も一時的 米金利上昇で158.193まで上伸

OP157.412 HI158.193  LO157.026 CL157.966

———-1/14主な出来事—————————-

07:01 トランプ氏のチーム、月に約2-5%の段階的関税引き上げを検討-ブルームバーグ
「段階的に引き上げることで交渉力を高め、インフレ高進を回避する狙いがある」

08:50 日本11月経常収支 +3兆3525億円
前回+2兆4569億円
予想+2兆6911億円
08:50 日本11月貿易収支 +979億円
前回-1557億円
予想-346億円

10:30 氷見野日銀副総裁
「実質金利がマイナスになるということは必要でもあり、決して不正常でもないが、ショックやデフレ的な諸要因が解消された状態であれば、実質金利がはっきりとマイナスの状態がずっと続く、というのは、普通の姿とはいえないのではないか」
「来週の金融政策決定会合では利上げを行うかどうか議論し、判断したい」

14:00 氷見野日銀副総裁
「適切なタイミングがいつかという見極めが難しいところになるが、とりあえず1月の金融政策決定会合で議論する焦点は、1月に利上げをするかどうかというところだと思う」
「トランプ氏の就任演説がどのような話か、また金融政策決定会合の2日目の朝に出る消費者物価指数やそれまでに起こることを全部見た上でよく議論して判断したい」

22:30 アメリカ12月生産者物価指数(前月比) +0.2%
前回+0.4%
予想+0.3%
22:30 アメリカ12月生産者物価指数(前年比) +3.3%
前回+3.0%
予想+3.4%
22:30 アメリカ12月コア生産者物価指数(前年比) +3.5%
前回+3.4%(3.5%)
予想+3.8%

28:00 アメリカ12月月次財政収支 -867億ドル
前回-3668億ドル
予想-800億ドル

———-1/14株式・債券・商品———————-

日経平均 38473.30▼716.10
豪ASX  8231.003△39.084
上海総合 3240.940△80.185
英FT   8201.54▼22.65
独DAX  20271.33△138.48
NYダウ 42518.28△221.16

日10年債利回り 1.247%△0.044
豪10年債利回り 4.6143%▼0.0200
英10年債利回り 4.889%△0.005
独10年債利回り 2.652%△0.039
米02年債利回り 4.3668%▼0.0125
米10年債利回り 4.7924%▼0.0145

NY原油 77.50▼1.32
NY金  2682.30△3.70

———–1/15注目材料————————–

<国内>
なし

<海外>
12:15 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
16:00 12月独卸売物価指数
16:00 12月英消費者物価指数
16:45 12月仏消費者物価指数・改定値
17:00 デギンドスECB副総裁、講演
17:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
17:35 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
19:00 11月ユーロ圏鉱工業生産
22:30 1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30 12月米消費者物価指数
23:20 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
24:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、質疑応答
24:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
26:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
30:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

———–1/15きょうのひとこと———————-

氷見野日銀副総裁の講演は事実上の利上げ予告のように聞こえました。これまで、1月の利上げはないと考えていましたが、副総裁の発言で利上げの可能性が7割以上に高まったように感じています。あとは、日銀会合(23-24日)の直前20日(日本時間21日)に行われるトランプ米大統領の就任式を経て市場が混乱しないかどうかがチェックポイント。具体的には株価が大崩れしなければ利上げへGOという流れでしょうか。まあ、日銀の利上げで円安が止まるかはまた別の問題になる訳ですが・・・

本日もよろしくお願いします。