総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/24木)

一時3カ月ぶり153円台、日米政治を巡る思惑主導のドル買い・円売り

———–10/23ドル円相場————————–

トランプトレードのドル買いと総選挙(自公過半数割れ)リスクの円売りで153.185まで上昇

OP151.002 HI153.185  LO150.985 CL152.755

———-10/23主な出来事—————————-

20:54 クノット・オランダ中銀総裁
「大幅な利下げには大きな経済悪化が必要」

21:10 センテノ・ポルトガル中銀総裁
「0.50%の利下げも選択肢として検討されており、データが利下げ幅を決定」

21:17 ホルツマン・オーストリア中銀総裁
「現在のデータは12月の0.50%利下げを正当化しない」

22:45 カナダ中銀、政策金利を4.25%から3.75%へ
「インフレ率が現在2%の目標付近に戻ったため、理事会は経済成長を支援し、インフレ率を2%付近に維持するため、政策金利を0.50%引き下げることを決定」
「経済が最新の予測とほぼ一致するよう推移すれば、政策金利をさらに引き下げる予定」

23:00 アメリカ9月中古住宅販売件数(年率換算) 384万件
前回386万件(388万件)
予想386万件

23:47 ナーゲル独連銀総裁
「(12月の利下げ幅について)あらゆる選択肢にオープンだ」
「ECBは2%のインフレ目標をほぼ達成できる軌道に乗っていると確信」

24:26 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「物価に関しては大きな進展があった」
「12月理事会は全ての選択肢がある」

———-10/23株式・債券・商品———————-

日経平均 38104.86▲307.10
豪ASX  8216.014△10.340
上海総合 3302.803△16.936
英FT   8258.64▼47.90
独DAX  19377.62▼44.29
NYダウ  42514.95▼409.94

日10年債利回り 0.983%△0.004
豪10年債利回り 4.4662%△0.0348
英10年債利回り 4.200%△0.034
独10年債利回り 2.304%▼0.014
米02年債利回り 4.0779%△0.0455
米10年債利回り 4.2456%△0.0380

NY原油 70.77△1.32
NY金  2729.40▼30.40

———–10/24注目材料————————–

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
15:00 日銀金融システムレポート

<海外>
13:30  豪準備銀行(RBA)、年次レポート
16:15  10月仏製造業PMI・速報値
16:15  10月仏サービス業PMI・速報値
16:30  10月独製造業PMI・速報値
16:30  10月独サービス業PMI・速報値
17:00  10月ユーロ圏製造業PMI・速報値
17:00  10月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
17:30  10月英製造業PMI・速報値
17:30  10月英サービス業PMI・速報値
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
21:45  ハマック米クリーブランド連銀総裁、あいさつ
22:00  マン英MPC委員、講演
22:00  カザークス・ラトビア中銀総裁、講演
22:45  10月米製造業PMI・速報値
22:45  10月米サービス業PMI・速報値
23:00  9月米新築住宅販売件数
26:00  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
28:45  ベイリーBOE総裁、講演
—–  G20財務相・中銀総裁会議(ワシントン、最終日)
—–  BRICS首脳会議(ロシア・カザン、最終日)
—–  IMF・世界銀行年次総会(ワシントン、26日まで)

———–10/24きょうのひとこと———————-

昨日はドル高を上回るピッチで円安が進み、結果的にドル円の上昇が加速しました。ドル高の背景は変わらずトランプ米大統領を睨んだ動きですが。ここにきて27日の衆院選が円安材料として意識されているようです。複数の世論調査が自公両党の苦戦を示しており、与党過半数割れの可能性が否定できない状況です。市場では、政局リスクが意識されて株安・円安に振れているとの見方が多く、一部には野党の閣外協力による弱い基盤の政権が誕生すれば日銀は正常化に動きづらくなるとの見方も出ています。

本日もよろしくお願いします。