総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/18金)

強い米小売データで150円突破 200日線まで上昇余地が拡大

———–10/17ドル円相場————————–

米小売と失業保険申請の好結果で8月1日以来の150.318まで上伸

OP149.580 HI150.318  LO149.243 CL150.216

———-10/17主な出来事—————————-

08:50 日本9月貿易統計(通関ベース) -2943億円
前回-6953億円(-7032億円)
予想-2376億円

09:30 オーストラリア9月新規雇用者数 +6.41万人
前回+4.75万人(4.26万人)
予想+2.50万人
09:30 オーストラリア9月失業率  4.1%
前回4.2%(4.1%)
予想4.2%

18:00 ユーロ圏8月貿易収支(季調済) +110億ユーロ
前回+155億ユーロ(137億ユーロ)
予想+176億ユーロ

18:00 ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)・改定値(前年比) +1.7%
前回+1.8%
予想+1.8%

21:15 ECB、政策金利を3.50%から3.25%へ引き下げ
「物価に関するデータは、インフレの抑制が順調に進んでいることを示している」
「目標を達成するために必要な限り、金利を景気抑制的な水準に維持する」
「(今後の金融政策について)データに基づき、会合ごとに判断する」

21:30 アメリカ9月小売売上高(前月比) +0.4%
前回+0.1%
予想+0.3%
21:30 アメリカ9月小売売上高・除自動車(前月比) +0.5%
前回+0.1%(0.2%)
予想+0.1%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 24.1万件
前回25.8万件(26.0万件)
予想26.0万件

21:45 ラガルドECB総裁
「成長に対するリスクは下振れ方向」
「インフレは向こう数カ月で上昇へ」
「リセッションは想定していない」

22:15 アメリカ9月鉱工業生産(前月比) -0.3%
前回+0.8%(0.3%)
予想-0.2%
22:15 アメリカ9月設備稼働率 77.5%
前回78.0%(77.8%)
予想77.8%

———-10/17株式・債券・商品———————-

日経平均 38911.19▼269.11
豪ASX  8355.920△71.171
上海総合 3169.384▼33.564
英FT   8385.13△56.06
独DAX  19583.39△150.58
NYダウ  43239.05△161.35

日10年債利回り 0.969%△0.011
豪10年債利回り 4.2489%△0.0443
英10年債利回り 4.089%△0.025
独10年債利回り 2.208%△0.024
米02年債利回り 3.9719%△0.0343
米10年債利回り 4.0906%△0.0784

NY原油 70.67△0.28
NY金  2707.50▽16.20

———–10/18注目材料————————–

<国内>
08:30 9月全国消費者物価指数
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
15:35 内田日銀副総裁、あいさつ

<海外>
11:00 7-9月期中国GDP
11:00 9月中国鉱工業生産
11:00 9月中国小売売上高
15:00 9月英小売売上高
17:00 8月ユーロ圏経常収支
18:00 8月ユーロ圏建設支出
21:30 9月米住宅着工件数
21:30 9月米建設許可件数
22:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
23:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
25:10 ウォラーFRB理事、講演

———–10/18きょうのひとこと———————-

米国の9月の注目経済指標は、雇用統計が強く、CPIは思ったほど鈍化せず、小売売上高は上振れという結果になりました。果たして50bp利下げは本当に必要だったのかと疑いたくなるレベルの強さです。なお、アトランタ連銀の予測モデル「GDPNow」によると7-9月期の米経済成長率は3.4%で、4-6月期の3.0%から加速する見通しです。ドル円は心理的節目の150.00円を突破したことでチャート上の上値余地が少なくとも200日移動平均線が通る151.30円台まで拡大。11月の利下げ見送り観測(FedWatchの織り込みは現在12%)がさらに高まるかが今後の注目ポイントでしょう。

本日もよろしくお願いします。