総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/10木)

11月FF金利据え置き確率じわり上昇 CPIより失業保険申請が重要か

———–10/9ドル円相場————————–

株高と米金利上昇で149.368まで上伸

OP148.179 HI149.368  LO148.014 CL149.309

———-10/9主な出来事—————————-

10:00 NZ中銀、政策金利を5.25%から4.75%へ引き下げ

14:52 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「ECB、来週の利下げの可能性は非常に高い」

15:00 ドイツ8月貿易収支 +225億ユーロ
前回+168億ユーロ(169億ユーロ)
予想+184億ユーロ

18:08 ウンシュ・ベルギー中銀総裁
「ECB、10月の利下げ必要か現時点で不明」
「成長率は低いがインフレ率はまだ高過ぎ、地政学的な緊張がエネルギー価格を押し上げている」

22:16 ローガン米ダラス連銀総裁
「インフレと雇用は目標達成の射程圏内」
「金利正常化に向けて、より緩やかな道筋を支持」

26:07 ジェファーソンFRB副議長
「FRBは会合ごとに決定を下す」
「米労働市場の冷え込みは秩序だっている」
「基調的な傾向はインフレが2%に向かって低下」

27:00 FOMC議事録
「大多数の当局者が0.50%の利下げを支持」
「一部の当局者はインフレが依然として高く、成長が堅調であることを挙げ、0.25%の利下げを主張」
「委員会はインフレが目標の2%に向けて持続的に進んでいるというより大きな確信を得た」

———-10/9株式・債券・商品———————-

日経平均 39277.96△340.42
豪ASX  8187.378△10.431
上海総合 3258.858▼230.917
英FT   8243.74△53.13
独DAX  19254.93△188.46
NYダウ  42512.00△431.63

日10年債利回り 0.935%△0.008
豪10年債利回り 4.1915%△0.0262
英10年債利回り 4.180%▼0.004
独10年債利回り 2.257%△0.014
米02年債利回り 4.0215%△0.0633
米10年債利回り 4.0726%△0.0606

NY原油 73.24▼0.33
NY金  2626.00▼9.40

———–10/10注目材料————————–

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
06:30 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
07:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
08:01 9月英RICS住宅価格
15:00 9月ノルウェー消費者物価指数
15:00 8月独小売売上高
16:00 8月トルコ失業率
16:00 8月トルコ鉱工業生産
20:30 ECB理事会議事要旨(9月12日分)
21:30 9月米消費者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
22:15 クックFRB理事、講演
23:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
24:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ
26:00 米30年債入札

———–10/10きょうのひとこと———————-

11月FOMCでFF金利が据え置かれる確率がじわりと上昇中です。今朝8時半時点でFedWatchは、据え置き19.7%、25bp利下げ80.3%を示しています。市場の利下げ見通しがゆらゆらと揺らぐ中で、きょうは米9月CPIに注目が集まっていますが、同時刻には米新規失業保険申請件数も発表されます。FRBの2大責務は「物価の安定」と「雇用の最大化」。きょうは物価と雇用のデータが同時に示されることになります。その上で、FRBの重心がすでに物価から雇用へと移っていることを踏まえると、CPI以上に新規失業保険申請件数に注目すべきかもしれません。

本日もよろしくお願いします。