総研ブログ

4日のドル円相場ときょうのひとこと(10/7月)

雇用統計受けてFF金利11月据え置き予想が浮上 ドル一段高のハードルも上昇

———–10/4ドル円相場————————–

米雇用統計の圧倒的な強さで安値から3円反発、148.999まで

OP146.808 HI148.999  LO145.922 CL148.651

———-10/4主な出来事—————————-

14:21 石破首相
「経済あっての財政、賃上げと投資けん引の成長型経済を実現」
「デフレ脱却を最優先に実現」

17:17 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト
「利下げが行き過ぎたり、早過ぎたりするリスクを警戒することが重要」
「経済とインフレの見通しが概ね予想通りに進展すれば、追加利下げの可能性は残る」

21:30 アメリカ9月非農業部門雇用者数(前月比) +25.4万人
前回+14.2万人(15.9万人)
予想+14.0万人
21:30 アメリカ9月失業率 4.1%
前回4.2%
予想4.2%
21:30 アメリカ9月平均時給(前月比) +0.4%
前回+0.4%(0.5%)
予想+0.3%
21:30 アメリカ9月平均時給(前年同月比) +4.0%
前回+3.8%(3.9%)
予想+3.8%

23:04 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「雇用統計はこれ以上ない結果だ」
「このような雇用報告がさらに増えれば、完全雇用に落ち着いているという自信が増すだろう」
「雇用統計が好調であればGDPも好調となる可能性が高い」
「FRBは単月のデータにあまり反応したくない」

27:00 バイデン米大統領(イスラエルによるイランへの報復について)
「私が彼らの立場なら、石油施設への攻撃以外のやり方を考える」

———-10/4株式・債券・商品———————-

日経平均 38635.62△83.56
豪ASX  8150.002▼55.187
上海総合 —–
英FT   8280.63▼1.89
独DAX  19120.93△105.52
NYダウ  42352.75△341.16

日10年債利回り 0.886%△0.053
豪10年債利回り 4.0736%△0.0634
英10年債利回り 4.130%△0.114
独10年債利回り 2.210%△0.066
米02年債利回り 3.9217%△0.2164
米10年債利回り 3.9672%△0.1214

NY原油 74.38△0.67
NY金  2667.80▼11.40

———–10/7注目材料————————–

<国内>
08:50 9月外貨準備高
14:00 日銀地域経済報告(さくらレポート)

<海外>
15:00 8月独製造業新規受注
16:05 チポローネECB専務理事、講演
16:45 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
18:00 8月ユーロ圏小売売上高
20:45 エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
23:30 ナーゲル独連銀総裁、講演
26:00 ボウマンFRB理事、講演
26:50 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、質疑応答
30:00 8月米消費者信用残高

———–10/7きょうのひとこと———————-

あらためて、4日の米9月雇用統計は利下げを巡る市場の見方に大きな変化をもたらしました。FedWatchが示す11月の利下げ幅は50bpの織り込みが33%から低下して消滅(0%)。織り込み0%だった0bp(据え置き)の織り込みがわずかながらも(2.9%)浮上しましたしました。つまり、利下げは「25bpか50bp」と見ていた市場は、雇用統計後に「据え置きか25bp」へと見方を修正した形です。ドルがあれほど大幅に上昇したのも頷ける大きな変化です。もっとも、ここからさらにドルが上昇するためには、11月据え置きの見方がさらに高まる必要がある=ハードルが上がったとも言えそうです。

本日もよろしくお願いします。