総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/18水)

初期反応はFOMC利下幅がカギ ドットチャートや議長会見次第で複雑な2次反応も

———–9/17ドル円相場————————–

米小売り&鉱工業生産でショートカバーが活発化すると142.474まで上昇

OP140.585 HI142.474  LO140.325 CL142.406

———-9/17主な出来事—————————-

18:00 ドイツ9月ZEW景気期待指数 3.6
前回19.2
予想17.0
ZEW:「景気の早期改善への期待は目に見えて薄れつつある」
「ユーロ圏景気見通しの後退は悲観的な見方が総じて強まっていることを示唆するが、ドイツの見通しは著しく悪化している」

21:30 カナダ8月消費者物価指数(前年比)  +2.0%
前回+2.5%
予想+2.1%

21:30 アメリカ8月小売売上高(前月比) +0.1%
前回+1.0%(1.1%)
予想-0.2%

21:30 アメリカ8月小売売上高・除自動車(前月比)  +0.1%
前回+0.4%
予想+0.2%

22:15 アメリカ8月鉱工業生産(前月比) +0.8%
前回-0.6%(-0.9%)
予想+0.2%

22:15 アメリカ8月設備稼働率 78.0%
前回77.8%(77.4%)
予想77.9%

———-9/17株式・債券・商品———————-

日経平均 36203.22▼378.54
豪ASX  8140.903△19.303
上海総合 —–
英FT   8309.86△31.42
独DAX  18726.08△92.97
NYダウ  41606.18▼15.90

日10年債利回り 0.829%▼0.019
豪10年債利回り 3.8318%△0.0197
英10年債利回り 3.768%△0.009
独10年債利回り 2.143%△0.021
米02年債利回り 3.6048%△0.0539
米10年債利回り 3.6456%△0.0280

NY原油 71.19△1.10
NY金  2592.40▼16.50

———–9/18注目材料————————–

<国内>
08:50  7月機械受注
08:50  8月貿易収支(通関ベース)
—–  9月月例経済報告

<海外>
07:45  4-6月期NZ経常収支
15:00  8月英消費者物価指数
15:00  8月英小売物価指数
16:00  ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
16:15  ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
17:00  8月南アフリカ消費者物価指数
18:00  7月ユーロ圏建設支出
18:00  8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
20:00  ナーゲル独連銀総裁、講演
20:00  7月南アフリカ小売売上高
21:30  8月米住宅着工件数
21:30  8月米建設許可件数
23:30  EIA週間原油在庫統計
27:00  FOMC政策金利
27:00  FOMC経済・金利見通し発表
27:30  パウエルFRB議長記者会見
29:00  7月対米証券投資動向

———–9/18きょうのひとこと———————-

今月発表された8月分の米国三役指標は、横綱雇用統計が強弱マチマチ、大関CPIはほぼ予想通り、関脇小売売上高も概ね予想通りでした。にもかかわらず明日のFOMCでFF金利が50bp引き下げられる確率は63%と高水準を維持。25bp利下げの織り込みは37%に過ぎません。ドルの初期反応は50bp利下げなら下落、25bpなら上昇ということになるでしょう。ただ、ドットチャートの更新やパウエル議長の会見によって2次的な反応は複雑なものになりそうです。いったん下げたものの急反発、あるいはいったん上げてから急落するなど、上下に大きく激しく揺さぶられることも十分に考えられます。

本日もよろしくお願いします。