総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/13金)

米利下げ幅が再び焦点に、小さく始めるか大きく始めるかが問題とWSJ報道 年初来安値の攻防が見どころに

———–9/12ドル円相場————————–

株高で143.042まで強含みもWSJ報道で141.730へ反落

OP142.260 HI143.042  LO141.730 CL141.803

———-9/12主な出来事—————————-

10:00 田村日銀審議委員、あいさつ
「2026年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要」

14:00 田村日銀審議委員、会見
「(利上げは)過剰に市場が不安定な状況にあるときは、期間を置くことが必要なケースも」
「(利上げの経路は)欧米とは異なり、ゆっくりとしたペースになる可能性が高い」

21:15 ECB、政策金利(預金ファシリティ金利)を3.50%へ0.25%引き下げ

21:30 アメリカ8月卸売物価指数(前月比) +0.2%
前回+0.1%(0.0%)
予想+0.1%
21:30 アメリカ8月卸売物価指数(前年比) +1.7%
前回+2.2%(2.1%)
予想+1.8%

21:30 アメリカ8月卸売物価指数・コア(前年比) +2.4%
前回+2.4%(2.3%)
予想+2.4%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 23.0万件
前回22.7万件(22.8万件)
予想23.0万件

21:45 ラガルドECB総裁会見
「(今後の利下げについては)データ次第」
「金利の道筋は事前に確約しない」
「進む方向は明確だがペースも規模も未定だ」

26:00 FOMCは利下げ幅を25bpにするか50bpにするかという問題に直面-WSJ

———-9/11株式・債券・商品———————-

日経平均 36833.27△1213.50
豪ASX  8075.729△87.857
上海総合 2717.123▼4.672
英FT   8240.97△47.03
独DAX  18518.39△188.12
NYダウ  41096.77△235.06

日10年債利回り 0.869%△0.013
豪10年債利回り 3.8515%△0.0026
英10年債利回り 3.781%△0.020
独10年債利回り 2.150%△0.039
米02年債利回り 3.6392%▼0.0023
米10年債利回り 3.6740%△0.0205

NY原油 68.97△1.66
NY金  2580.60△38.20

———–9/13注目材料————————–

<国内>
なし

<海外>
13:50 ナーゲル独連銀総裁、講演
15:45 8月仏消費者物価指数・改定値
17:30 レーン・フィンランド中銀総裁、講演
18:00 7月ユーロ圏鉱工業生産
18:30 ラガルドECB総裁、講演
21:30 4-6月期カナダ設備稼働率
21:30 8月米輸入物価指数
23:00 9月米ミシガン大消費者態度指数・速報値

———–9/13きょうのひとこと———————-

WSJの報道で、来週のFOMCの焦点のひとつに再び「利下げの幅」が戻ってきました。WSJによると、利下げを小さく始めるか(25bp)、大きく始めるか(50bp)が問題になっているそうです。11日の米8月CPIを受けて、利下げ幅は25bpでほぼ決まりとの見方に傾いていただけに、市場は50bpの利下げを再び意識せざるを得ない状況となっています。来週18日のFOMCまでドルの上値が重い展開も続くと見られ、その間にドル円が140.70円の年初来安値を下抜けるかどうかがみどころになりそうです。

本日もよろしくお願いします。