総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/29木)

一進一退の動き継続中 米新規失業保険申請件数も利下げ幅の見通しを左右する雇用データのひとつ

———–8/28ドル円相場————————–

日銀副総裁講演でやや円売り、月末需要でややドル買い、エヌビディア決算は売上げ見通しにやや失望

OP143.972 HI145.038  LO143.685 CL144.589

———-8/28主な出来事—————————-

10:30 オーストラリア7月消費者物価指数(前年比) +3.5%
前回+3.8%
予想+3.4%

10:30 氷見野日銀副総裁
「経済・物価の見通しが実現する確度が高まれば、金融緩和の度合いを調整するのが基本的な姿勢」
「当面は金融市場の動向を極めて高い緊張感を持って注視するのが、私どもがやるべき最初の仕事だ」
「市場動向が経済・物価の見通しやリスクに与える影響をしっかりと見極めていきたい」

29:20 エヌビディア5-7月期決算 
・総売上高300億4000万ドル
・8-10月売上高見通し325億ドル±2%

———-8/28株式・債券・商品———————-

日経平均 38371.76△83.14
豪ASX  8071.436△0.286
上海総合 2837.429▼11.302
英FT   8343.85▼1.61
独DAX  18782.29△100.48
NYダウ  41091.42▼159.08

日10年債利回り 0.903%△0.019
豪10年債利回り 3.9298%△0.0202
英10年債利回り 4.001%△0.003
独10年債利回り 2.261%▼0.028
米02年債利回り 3.8650%▼0.0341
米10年債利回り 3.8349%△0.0133

NY原油 74.52▼1.01
NY金  2537.80▼15.10

———–8/29注目材料———————

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
—– 8月月例経済報告

<海外>
07:00  ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
10:00  8月ANZ企業信頼感
10:30  4-6月期豪民間設備投資
15:00  4-6月期スウェーデンGDP
18:00  8月ユーロ圏経済信頼感指数
18:00  8月ユーロ圏消費者信頼感指数・確定値
18:15  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
18:30  7月南アフリカ卸売物価指数
21:00  8月独消費者物価指数・速報値
21:30  4-6月期カナダ経常収支
21:30  4-6月期米GDP・改定値
21:30  4-6月期米個人消費・改定値
21:30  4-6月期米コアPCEデフレーター・改定値
21:30  7月米卸売在庫
21:30  米新規失業保険申請件数
23:00  7月米住宅販売保留指数
26:00  米7年債入札
26:00  ナーゲル独連銀総裁、講演

———–8/29きょうのひとこと———————-

今週のドル円は145円台に乗せれば失速、143円台に差し込めば反発と一進一退の動きが続いています。FRBの9月利下げの織り込みも、25bpが7割、50bpが3割でほぼ先週から変わりません。FRBが金融政策運営の軸足を「物価」から「雇用」に移した今、利下げ幅を巡る市場の見通しを左右するのは雇用データでしょう。来週末の8月雇用統計がラスボスであることに疑いの余地はありませんが、今夜の米新規失業保険申請件数も、やや小粒とはいえ米国の重要な雇用データです。ドルはそれなりの反応を示すと考えられます。

本日もよろしくお願いします。