総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/20火)

NFP下方修正と外資M&A、思惑主導のドル売りと円買い FRB議長講演にも思惑

———–8/19ドル円相場————————–

米NFP下方修正の観測とセブン買収の思惑で145.182までドル安・円高が進行

OP147.615 HI148.051  LO145.182 CL146.634

———-8/19主な出来事—————————-

12:00 米労働省21日発表の年次改定で過去1年のNFP最大100万人下方修正の可能性

13:22 セブン&アイに買収提案 カナダのコンビニ大手

18:11 デーリー米サンフランシスコ連銀総裁
「インフレは制御されており政策金利の調整を検討する時期に来ているとの確信を深めた」
「米経済は緊急を要する状態にはない」

19:21 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「インフレは進展を見せており、労働市場はいくつかの懸念すべき兆候を示している」
「レイオフが低水準にとどまり、失業保険統計も顕著な悪化を示していないことから25bpを上回る規模での段階的な利下げを行う理由はない」

23:00 アメリカ7月景気先行指数(前月比) -0.6%
前回-0.2%
予想-0.3%

———-8/19株式・債券・商品———————-

日経平均 37388.62▼674.05
豪ASX  7980.446△9.395
上海総合 2893.674△14.244
英FT   8356.94△45.53
独DAX  18421.69△99.29
NYダウ  40896.53△236.77

日10年債利回り 0.890%△0.014
豪10年債利回り 3.9160%▼0.0131
英10年債利回り 3.922%▼0.004
独10年債利回り 2.246%▼0.001
米02年債利回り 4.0660%△0.0163
米10年債利回り 3.8711%▼0.0114

NY原油 74.37▼2.28
NY金  2541.30△3.50

———–8/20注目材料———————

<国内>
なし

<海外>
06:30 レーン・フィンランド中銀総裁、講演
07:45 7月NZ貿易収支
10:30 8月RBA理事会議事要旨
15:00 7月独生産者物価指数
16:30 スウェーデン中銀、政策金利
17:00 6月ユーロ圏経常収支
17:30 7月香港消費者物価指数
18:00 7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
18:00 6月ユーロ圏建設支出
20:00 トルコ中銀、政策金利
21:30 7月カナダ消費者物価指数
26:35 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
27:45 バーFRB副議長、講演

———–8/20きょうのひとこと———————-

米雇用者数の下方修正にしてもセブン・アイへの買収にしても思惑先行の感が否めません。ただ、IMMの先物ポジションが円買い越しに転じたことからも窺えるように、足元の市場はドル売りと円買いのシグナルに敏感に反応しやすい地合いのようです。タカ派で鳴らしたカシュカリ総裁もついに9月利下げに理解を示しており、パウエルFRB議長が23日のジャクソンホール講演で利下げにGOサインを出すとの思惑が高まっているようです。こちらもまた「思惑」ではありますが、今週は材料が少ないぶん思惑主導の動きになりがちなのでしょう。

本日もよろしくお願いします。