総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/2金)

米利下げ催促の金利市場を睨んでドル安・円高 今夜の雇用統計がきわめて重要に

———–8/1ドル円相場————————–

4カ月ぶりに148.515まで下落 自律的に150.886まで戻すも米ISMの下振れで再び反落

OP149.894 HI150.886  LO148.515 CL149.322

———-8/1主な出来事—————————-

10:30 オーストラリア6月貿易収支 +55.89億豪ドル
前回+57.73億豪ドル(50.52億豪ドル)
予想+50.00億豪ドル

10:45 中国7月財新製造業PMI 49.8
前回51.8
予想51.5

20:00 英中銀、政策金利を5.25%から5.00%に引き下げ
「インフレ圧力は十分に緩和」
「早すぎたり幅が大きすぎる利下げにならないよう注意する必要がある」
「5.00%への利下げ、賛成5名、据え置き支持4名で決定」
「利下げ支持の委員、絶妙なバランスで判断」
「1年後のインフレ見通し2.4%(従来2.6%)」
「24年の成長率見通し1.25%(従来0.5%)」

21:30 アメリカ4-6月期単位労働コスト・速報値(前期比年率) +0.9%
前回+4.0%(3.8%)
予想+1.8%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 24.9万件
前回23.5万件
予想23.6万件

23:00 アメリカ7月ISM製造業景況指数  46.8
前回48.5
予想48.8
———-8/1株式・債券・商品———————-

日経平均 38126.33▼975.49
豪ASX  8114.667△22.332
上海総合 2932.387▼6.362
英FT   8283.36▼84.62
独DAX  18083.05▼425.60
NYダウ  40347.97▼494.82

日10年債利回り 1.041%▼0.015
豪10年債利回り 4.0869%▼0.0283
英10年債利回り 3.882%▼0.088
独10年債利回り 2.244%▼0.060
米02年債利回り 4.1482%▼0.1093
米10年債利回り 3.9760%▼0.0536

NY原油 76.31▼1.60
NY金  2480.80△7.80

———–8/2注目材料—————————–—

<国内>
08:50 7月マネタリーベース

<海外>
10:30 4-6月期豪生産者物価指数
15:30 7月スイス消費者物価指数
15:45 6月仏鉱工業生産
16:30 7月スイス製造業PMI
20:15 ピル英中銀MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
21:00 6月メキシコ失業率
21:30 7月米非農業部門雇用者数
21:30 7月米失業率
21:30 7月米平均時給
23:00 6月米製造業新規受注
25:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演

———–8/2きょうのひとこと———————-

パウエルFRB議長は、FOMC後の会見で「労働市場の下振れリスクは、今や現実のものとなっている」と述べて、インフレ動向以上に労働市場の動向を注視する姿勢を示しました。このため、雇用統計が予想通りに弱めの結果となれば、金利市場の利下げ催促がさらに強まると見られ、ドル安・円高圧力もましそうです。ただし、雇用統計が予想に反して強ければ利下げ催促は行き過ぎだったとの反省から150円を上抜けてドルの買い戻しが進む可能性も否定できないと考えています。いずれにしても、本日も激しい値動きが続きそうです。

本日もよろしくお願いします。