昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/30火)
日米同日の金融政策発表に対する市場の反応を読むのは一筋縄ではいかない
———–7/29ドル円相場————————–
154.351まで上昇も月末仲値で153.012まで反落 その後は馬なりで154回復
OP153.653 HI154.351 LO153.012 CL154.031
———-7/29主な出来事—————————-
特になし
———-7/29株式・債券・商品———————-
日経平均 38468.63△801.22
豪ASX 7989.642△68.374
上海総合 2891.845△0.948
英FT 8292.35△6.64
独DAX 18320.67▼96.88
NYダウ 40539.93▼49.41
日10年債利回り 1.027%▼0.040
豪10年債利回り 4.2758%▼0.0324
英10年債利回り 4.049%▼0.050
独10年債利回り 2.359%▼0.049
米02年債利回り 4.3997%△0.0165
米10年債利回り 4.1744%▼0.0195
NY原油 75.81▼1.35
NY金 2425.50▼2.40
———–7/30注目材料—————————–—
<国内>
08:30 6月完全失業率
<海外>
10:30 6月豪住宅建設許可件数
14:30 4-6月期仏GDP・速報値
17:00 4-6月期独GDP速報値
18:00 7月ユーロ圏経済信頼感指数
18:00 7月ユーロ圏消費者信頼感指数・確定値
18:00 4-6月期ユーロ圏GDP・速報値
21:00 7月独消費者物価指数・速報値
21:00 4-6月期メキシコGDP・速報値
22:00 5月米住宅価格指数
22:00 5月米ケース・シラー住宅価格指数
23:00 6月米JOLTS求人件数
23:00 7月米消費者信頼感指数
—– マイクロソフト4-6月期決算
———–7/30きょうのひとこと———————-
きょうから日銀とFRBが金融政策決定会合に臨みます。日銀は利上げ含みの一方でFRBは利下げ含みとあって、普通に考えれば円高・ドル安に振れやすいイベントと言えそうです。ただ、そう簡単にはいかないのがマーケットの面白いところでしょう。日銀は利上げを先送りする可能性のほうが高いと見られており、利上げへの「期待」が「失望」に変わるリスクがあります。FRBにしても、そう簡単に2カ月近く先の9月利下げの言質を与えるとは思えません。なんなら9月50bp利下げ(通常の25bpではなく!)すら織り込み始めた市場にとって、FRBから「満額回答」が得られる公算は非常に小さいのではないでしょうか。いずれにしても、金融政策に関する市場予想は経済指標などと違って数値化が難しいという特徴があります。つまり、中銀の発表に対して市場は「期待以下」「期待通り」「期待以上」の線引きがしにくいということです。しかも今回は、同じ日に日米双方で金融政策が発表されるとあって、市場の反応を読むのは一筋縄ではいかないでしょう。
本日もよろしくお願いします。