総研ブログ

ドル一進一退　為替市場のみトランプ・トレードの方向性が定まりにくい

———–7/15ドル円相場————————–

トランプトレードのドル買い先行も158.416どまり　FRB議長発言で157.152まで下落も決め手欠く　横ばいでクローズ

OP158.121　HI158.416　 LO157.152　CL158.130

———-7/15主な出来事—————————-

11:00 中国4-6月期ＧＤＰ(前年比)　+4.7％
前回+5.3％
予想+5.1％
11:00 中国6月小売売上高(前年比)　+2.0％
前回+3.7％
予想+3.3％
11:00 中国6月鉱工業生産(前年比)　+5.3％
前回+5.6％
予想+5.0％

18:00 ユーロ圏5月鉱工業生産(前月比) -0.6％
前回-0.1％(0.0％)
予想-1.0％

21:30 アメリカ7月ニューヨーク連銀製造業景気指数　-6.6
前回-6.0
予想-6.0

25:30　パウエルFRB議長
「第2四半期のインフレ動向を示す3指標は、インフレ鈍化への確信強める内容」
「インフレが鈍化したことを受け、二大責務双方に目を向ける」
「労働市場に予想外の脆弱さが確認されれば、われわれは反応することになるだろう」
「特定の会合についてシグナルを送るつもりはない」

———-7/15株式・債券・商品———————-

日経平均　—–
豪ASX　　8017.624△58.344
上海総合　2974.011△2.716
英FT 　　8182.96▼69.95
独DAX　　18590.89▼157.29
NYダウ　 40211.72△210.82

日10年債利回り　—–
豪10年債利回り　4.3245％△0.0005
英10年債利回り　4.101％▼0.008
独10年債利回り　2.472％▼0.023
米02年債利回り　4.4575％△0.0060
米10年債利回り　4.2294％△0.0465

NY原油　81.91▼0.30
NY金　　2428.90△8.20

———–7/16注目材料—————————–—

＜国内＞
なし

＜海外＞
15:45　5月仏経常収支
16:30　ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
18:00　7月独ZEW景況感指数
18:00　7月ユーロ圏ZEW景況感指数
18:00　5月ユーロ圏貿易収支
21:15　6月カナダ住宅着工件数
21:30　6月カナダ消費者物価指数
21:30　6月米小売売上高
21:30　6月米輸入物価指数
23:00　7月米NAHB住宅市場指数
23:00　5月米企業在庫
27:45　クーグラーFRB理事、講演

———–7/16きょうのひとこと———————-

トランプ前大統領の暗殺未遂事件が同氏の追い風になり11月の大統領選で勝利するとの見方が強まっています。賭けのオッズはトランプ氏1.43倍、バイデン氏3.85倍（1ドルの配当を得るための掛け金でバイデン氏26セントに対してトランプ氏70セント）だそうです。昨日、米株式市場ではエネルギー銘柄や銃器銘柄などが物色され、米債市場では財政拡大観測で国債が売られる（長期金利上昇）「トランプ・トレード」が観測されました。一方で、為替市場の反応は微妙。ドルは長期金利の上昇が支えとなりましたが、パウエルFRB議長の発言で利下げを意識しないわけにもいかず、結局は一進一退の展開でした。ドル円でいえば、そこに介入観測も絡んでくるためさらにややこしい状況です。値動きは不安定で、なおかつ方向感も定まりにくい難解な相場展開が続くと見られます。

本日もよろしくお願いします。